まず、発売日は12月3日になること。当初は11月の頭を目標に進められていたのだが、表紙の作成に時間がかかってしまったのと、余裕をもって出したいという加藤さんの意向でこの日取りとなった。
また、それに伴って「週刊ダイヤモンド」誌で、11月に先読み版という形で、「もしドラ」の第一章だけを綴じ込み付録で掲載してもらうことも決まった。
これは、非常に貴重なケースだということだった。ダイヤモンド社では、数多くの書籍を出版しているにもかかわらず、それが「週刊ダイヤモンド」の綴じ込み付録に掲載されるのは、半年に一回、あるかないかだという。「もしドラ」の前は、「ブラック・スワン」という、鳴り物入りで翻訳した海外の人気作品だったから、「もしドラ」は、その列に並ぶほどの期待作なのだということだった。
この企画は、加藤さんというよりも、主に営業部からの