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自殺は悪くない(1,826字)
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自殺は悪くない(1,826字)

2013-01-21 06:00
  • 13
去年、年間の自殺者が15年ぶりに3万人を下回ったそうだ。そのことを、良いことと見る向きがほとんどだが、ぼくはそれに違和感を覚える。なぜなら、ぼくは自殺を悪いことだと思っていないし、自殺を止める必要もないと思っているからだ。自殺はとても自然で、当たり前のことである。今日はそのことについて書く。
 
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他3件のコメントを表示

マクロとミクロの板挟みに会った時、悩むか悩まないか選択する自由が人間にはあると思います。

No.5 143ヶ月前
userPhoto 岩崎夏海(著者)

>>1
家族や友人が自殺をしてほしくないと思うのも自然な気持ちですが、それを自分が止めよう、あるいは止められると思うのは傲慢だしやっぱり不自然ですね。仰るように、自然を味わわせることは自然がその自殺しようとする人の中に生きるきっかけを与えるという意味で、有効な手段だと思います。

No.6 143ヶ月前
userPhoto 岩崎夏海(著者)

>>2
死ぬことよりも生きることの方がつらいという状況があることを、多くの人に知ってほしいですね。単純に病気で苦しめられると死にたくなります。病気は、それ自体は嫌なものですが、死を肯定的に受け止められるようになる効果もあるのです。もちろん、0か1かという単純なものではありませんが、この世はだいたいうまくできているのです。

No.7 143ヶ月前
userPhoto 岩崎夏海(著者)

>>3
ぼくはぼく自身が自殺未遂の経験があるので、親しい人が自殺をしたら、まあ自殺をするしかなかったのだろうなと思います。自殺というのは、単なる気の迷いなどではなく、やっぱりそれだけ重い決断なのです。

No.8 143ヶ月前
userPhoto 岩崎夏海(著者)

>>4
人生最後の日を自分で決めるという考え方には反対です。そもそも、多くの人は自分という概念をそこまで突き詰めていないので、よく分かっていないのです。ちょっとでも自分とは何かということを考えると、他者との境界線が見えなくなります。それでおいそれと自分とは言えなくなるのです。
単純な例を一つ申しましょう。よく女性誌などに新陳代謝を促しましょうという記事が出ていますが、新陳代謝というのは古い細胞を積極的に殺せということで、古い細胞とは則ち自分です。女性誌は詰まるところ自分を殺せと言っている。うんこも自分の一部です。自分はどこまで自分なのでしょうか?食べた鶏肉はいつの時点で自分になるのでしょう?それは科学では絶対に解明できない問題です。この先どれだけ医学が進歩しようと、人の正の瞬間や死の瞬間を規定することはできません。それはグラデーションだからです。生と死は連続している。昼と夜が連続しているように。自分と他者も連続しているのです。それが分かると、自分というのはずいぶんといい加減な存在なのだなと言うのが分かります。

No.9 143ヶ月前
userPhoto 岩崎夏海(著者)

>>5
その通りですね。悩んでしまうことを人は悪くいいがちですけど、悩むこともまた自然なことだとぼくも思います。悩むか悩まないかは全くの自由で、それこそ好きにすればいいと思います。

No.10 143ヶ月前

>>9

科学では解明できないというか、人間の意識、認識では不可能であるとおもいます。

“ちょっとでも自分とは何かということを考えると、他者との境界線が見えなくなります。それでおいそれと自分とは言えなくなるのです。“

これまでの私のコメントをよんでもらえればこれには完全に同意していることは理解できると思うのですが、極論を言えばすべてが地続きではじめて存在することができるこの世界に、個という概念が当たり前のように認識されているのは、人間の知覚認識において定義したものでしかないですよね。

ただ、人間である以上はその人間固有の認識を主軸にして生きていく運命であるのは自然なことでもあるので、個別の人間に寿命というものが存在しうるとき、それを本人の理性や意思に委ねることは私的には大いにありという見解です。

私の両親はすでに他界しています。母は癌で54歳で他界し、父は晩年は寝たきりを経験しています。それを間近で見てきたものの価値観のひとつです。

No.12 143ヶ月前

親戚で自殺で亡くなった方もいるのですが、その時に思った正直な感情は、「やっと苦しみから解放されたんだなー」という思いです。
別の親戚の方で自殺自体を非難するような人もいたのですが、僕はぜんぜん非難する気になれなかったです。もちろん、葬儀の場でそんな正直な思いはまったく言えませんでしたが。
自殺はダメだというのが世の中の基本的な風潮なのですが、良いか悪いか以前に、世の中にはどうにもならないことがあるという当たり前のことをまざまざと僕に見せ付けてくれた出来事でした。

No.13 143ヶ月前
userPhoto 岩崎夏海(著者)

>>12
現在の医療では、生きることがいたずらに称揚され、その反対に死が不当に貶められていると思います。周囲の医療体制からむりやり生を長らえさせられるというのは、ぼくも反対です。その意味で、自分の死ぬタイミングは自分で決めたい、というなら賛成です。

No.14 143ヶ月前
userPhoto 岩崎夏海(著者)

>>13
自殺を非難する人は自分が死なれたら嫌なだけで自分のことしか考えていないんですよね。それは全く自己中心的な考え方でちっとも賛成できません。ちょっと死んだその人の立場に立てば、もっと違った価値観が見えてくるのに。でも、自己中心的な人というのは、そのちょっとのことができないんですよね。

No.15 143ヶ月前
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