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  • 【1月7日まで】~浅草の宴~開催記念グッズ【予約販売中】

    2024-12-26 18:30 17時間前 
    2025年2月16日開催!不思議堂【黒い猫】~浅草の宴~
    イベントグッズ予約販売中&グッズデザイン公開
    浅沼さん・土田さんのモダン和装写真や、『阿吽』キャライラストを使用したイベントグッズ
    千社札風シールのシークレットは、『阿吽』2人の新イラストです
    ■ラインナップ
    缶ミラー(浅沼さん/土田さんの2種)
    ランダム千社札風シール(ランダム全5種)
    ■予約販売期間
    2025年1月7日(火) 23時59分まで
    ■販売ページ
    https://store.kadokawa.co.jp/shop/e/ept00525/
    ※本グッズはイベント・浅草の宴会場でも販売します。
    ■2月16日浅草の宴は見切れ席チケット販売中!
    https://ch.nicovideo.jp/kuroineko/blomaga/ar2206396
  • 【連載物語】不思議堂 黒い猫【阿吽】~ふたりの陰陽師編~ /第三話【分かたれた絆】

    2024-12-23 17:00  
    season2~ふたりの陰陽師編~
    第三話『分かたれた絆』
    著:古樹佳夜
    絵:花篠
    (第二話はこちら)◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆――その目、どうかしたの。
    雪明は我慢できずに、目の前に座る少年に不躾な質問をした。
    問われた少年は少し言い淀んだあと、両目を覆う包帯に少し触れて
    ――生まれた時から、ないんだ。
    とだけ言った。
    陰陽師の家系に生まれた彼――今しがた「蘆屋満月」と名乗った少年は、雪明と同い年の6つだという。雪明自身その名を聞いたことはあれど、実際に顔を合わせるのはこの日が初めてだった。
    これから学校に通い始める歳だが、彼は普通の学校には通わないと話した。ハンディキャップを抱えて生まれ、家の敷地から出ることは稀らしい。後になって思えば、特異な存在として周囲の大人によって存在を隠蔽されていたのだろう。
    そんなところも自分の境遇に似ているのだなと、雪明は