波打ち際までたった10メートルなのに、灼けた砂で足の裏が火傷しそうだ。梅雨明けとともに始まった連日の30℃越え。青い夏空には生命力溢れる白い雲。まるで宇宙空間から眺めた地球のような、絵に描いたような夏休みが窓のすぐ向こうに広がっているのに海で泳がずにいられるはずがない。