これが「喪失感」というものなのだろうか。なんとなく気分が乗らなかったり、誰かにやさしくされて涙が出そうになったり、季節の変わり目とも重なって体調が芳しくなかったり、ついでに新しい元号にも何の興味も持てなかったり、という日が続いていた。まあ、元号に関してはみんなが騒げば騒ぐほど自分だけ醒めてしまうという子供の頃からの性分なのかもしれないけれど。