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通学路で娘が転んだ。
駆けだした途端に足が縺れて転んだ。すぐにわっと泣き出した。自分でもびっくりしたのだろう。五メートル後方を歩いていた僕自身も驚いた。咄嗟に駆け寄ろうとしていた。だけどすぐに踏みとどまった。娘は反射的に両手をついていた。膝小僧を擦り剥いたくらいだろう。ひとりで立ち上がれるかどうか見守るべきだ。そう思った。だが、娘は泣き続けたまま立ち上がろうとしない。
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おはようございます。
転んだ子どものもとに思わず駆け寄るお父さん。
愛ある風景ですね。ほっとします。
「無条件に自分を助けてくれる確かな存在がある」という実感が持てている人は、逆境でも、自分の力で立ち上がれると思います。
最近の陰惨な事件のニュースを見るたびに、特にそう感じます。
つむぎさんはきっと、小原さんが近くにいらっしゃらない時は、泣きながらでも自分の力で立ち上がって、保育所とおうちのどちらが近いか考えて、歩き出せるのではないでしょうか。このブログをこれまで読ませていただいてきて、私はそう思いました。
朝から、あたたかい気持ちになれました。ありがとうございました。
小原信治(著者)
>>1
ありがとうございます!そう言って頂けると救われます。