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「穏やかな海を見ていると人は優しくなれるのかもしれない」
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「穏やかな海を見ていると人は優しくなれるのかもしれない」

2016-03-18 07:00
  • 6

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 砂浜に練習中のサックスの音色が響き渡っている。嬉しそうに駆け回る犬とその姿を嬉しそうに見守っている飼い主の女性。波打ち際では子供たちが膝下まで海に浸かってはしゃいでいる。夕暮れを目前にした海岸では誰もが久し振りに訪れた春らしい晴れ間を愉しんでいた。凪の海のように優しい時間が流れていた。
134号線のいつものコースを走り終えたばかりの僕もストレッチがてら浜辺に腰を下ろす。眩しいくらいの夕陽の下に、砂山を作って遊ぶ小さな男の子とお父さんの姿があった。僕はすぐにクイちゃんのことを思い出した。

 
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おはようございます。

私たち人間は、海に育まれて生まれてくるからかもしれませんね。

胎児を育て守る羊水は、海の成分と似ていて、10か月もその体内の海で守られ、育てられ、誕生します。命を与えられたときから私たちは体内の海にまもられている…。

また、一分間に打ち寄せる波の回数は18回で、人間の一分間にする呼吸回数と同じだときいたことがあります。波のリズムと人間の命のリズムが同じなんてすごいですよね。

人間と海は切っても切れない深~い関係。

だから、穏やかな海を眺めているとやさしい気持ちになるのかも、なんて思いました。
海はすごいなー。

No.1 104ヶ月前

「あの頃よりも大切なものができたせいで弱くなったような気がする」という文章にグッときました。守ろうとする心には強い部分と傷つきやすい部分が混ざっていますよね。少し哲学的な気分になりました(笑)。

No.2 104ヶ月前

波の音はお母さんの胎内にいる赤ちゃんが聴いていた音と同じ音だから、波の音を聴くと人は穏やかになれる。ホントか嘘かわかりませんが、そんなお話を聴いたことがあります。そんな波の音に、海岸で遊ぶ子供たちの声やそこにいる人の風景が重なると、すごく心穏やかな時間が流れているように想像できますね。
なんでもない風景が人を癒す、すごく素敵なことですね。

No.3 104ヶ月前
userPhoto 小原信治(著者)

>>1
だからこそ海を大事にしたいなと思うんですけどね・・・。

No.4 104ヶ月前
userPhoto 小原信治(著者)

>>2
本当に大切なものを失う怖さをこの年になってようやく知ったということなのか、あるいは今まで本当に大切だと思っていたものは実はそれほどでもなかったのか。考えてしまいますね。

No.5 104ヶ月前
userPhoto 小原信治(著者)

>>3
なんでもない風景に日々感動できたり発見できたりするのはここで暮らすようになったからなのか、僕自身の目や心が変わったのか。それもまた考えてしまいます。

No.6 104ヶ月前
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