「レイバーネット日本」が5月3日の講演会)模様を書いた林田英明氏のコメントを記載しているので、紹介します。
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「陰謀論の孫崎と言われます」。そう笑いを取って聴衆に語りかける。演壇を離れ、立ってマイクを握る姿は精力に満ち、古希を過ぎているようには見えない。駐イラン大使などを務めた評論家の孫崎享(うける)さん(72)が5月3日、「安保法の正体」と題し北九州市で講演。日米防衛とは無関係な集団的自衛権の行使が日本を危機に陥れるとの話に400人が聴き入った。北九州憲法集会実行委員会主催。
孫崎さんは外務省入省後、米英ソ、イラク、カナダ、ウズベキスタンに駐在。国際情報局長や防衛大学教授の経験を生かして『戦後史の正体』(2012年)を著し、戦後日本の政治が対米追随派と自主独立派のせめぎ合いの中で進められてきたとの主張が大きな波紋を呼んだ。首相
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素敵なコメントです。
>断交も戦争も辞さない勢いの勇ましい声すら聞こえてくる。
これって「平和ボケ」の典型的症状ですね。
だってそのココロは、ダントツ世界最強の米第七艦隊が支那軍
を叩き潰してくれる......はず、を唯一の根拠にしているのですから。
米国は強い国との戦争からはいかに逃げ腰かわかってない。
そもそも戦争とは始まればどう進展するかはわからない。
せいぜい無人島の領有権を争う局地戦が国家の存亡をかけた
総力戦となる可能性は十分にある。
中国のある軍高官は、日本との戦争が始まれば中国には負ける選択肢
などない、と語っている。
トルコがロシアの戦闘爆撃機を撃墜して、ロシア連邦軍の報復が予期
された時、米軍の現地司令官はなんといったか、「これはトルコとロシア
2国間の紛争だ、NATOが関係することではない。」
尖閣でも同じことを言うよ。
そもそも国家存亡の危機を招くかもしれないことを他国の善意を
アテにして始めようって一体右派どもの頭の構造はどうなってい
るのか。
ホント、度し難い平和ボケ。
要するに言いたかったことは尖閣の問題は再度棚上げに
する。
中国はそれでいいって言ってくれてるのだから。
尖閣の永遠の棚上げ化に向けて日本は努力すること。
それができないのならいっそのこと中国に取られた方がよい。
このところ、孫崎享著『日本人のための戦略的思考入門』をよみかえしているのだが、スパルタに対するアテネの敗北、ローマに対するスパルタの敗北のわけを知るにつけ、正直、冷や汗が背中を走る。
孫崎さん、アテナイにおけるソクラテスの役割を果たしている。
けっして、これはほめ過ぎでも、よいしょでもない。『日米同盟の正体』以来、孫崎さんが提唱している戦略的思考は、シェリング理論を組み入れつつ、独自の体系を完成しつつある。
孫崎理論は、キッシンジャーの核の傘理論に匹敵する国際秩序の安定に関する一つの理論的支柱になっていく可能性がある。
とにかく、米国の戦略論に関しての浩瀚かつ精細な分析は、本当に頭のいい人でなければできないシャープな整理であり、今後もこれにまさる業績は出ないだろうと思われるのだが、驚くべきは、それを踏まえて、地政学的には大国にはさまれて存在する日本にとっての戦略的思考を構築していることである。
上記の講演によれば、多くの人(日本人)には理解されていないということらしいが、今後ますますグローバル化していく世界で生きていく将来の日本人にとっては、ものすごく役立つ思考法となるだろう。
>>3
全く同感です。