サミットを自分の利益に利用しようとする安倍首相の魂胆は見え見えだった。
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憲法改定を是非ともしたい。
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そのためには参議院選挙で3分の2を獲得する必要がある、
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国民の中に消費税増税に強い反対がある。これを掲げて選挙は戦えない、
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したがって「世界経済が悪い」ということを世界の指導者達がサミットで言っている。これに耳をかして、やむなく延期とする。
このシナリオに沿って、安倍首相は行動を開始した。
「初日に行われた首脳会談で安倍首相は、世界経済の状況につい
てIMFのデータなどをとりまとめた資料を提示し、「2008年に起こったリーマン・ショック前の状況に似ている」との認識を示した。 冒頭の発言はその後、安倍首相が記者団に述べたものだ。」(東洋経済「「リーマン・ショック前夜」の薄弱すぎる根拠」)
メルケル首相が反論した。
朝日新聞デジタルによると、26日のサミットの昼食会
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サミット前、G7各国首脳をわざわざ自ら訪れ、夕張メロンでも渡して「嘘と詭弁で乗り切りたいと思いますので よろしくお願いします」と布石を打ったつもりが、通用しなかった-そんなところでしょうか。
椅子取りゲームに勝ち抜くことばかり叩き込むよう飼育され続けた国民だらけになった国の首相ならではでしょう。
政治家としての目的目標をを持つことは大切なことであるが、事物現象は常に動き恒常性は得られないことの認識があっての目的目標でなければならない。残念ながら、安倍首相は、思考が「偏らないこと、こだわらないこと、とらわれない」ことが、指導者としての必須条件であることの認識が、全く欠けているといえる。周りにも問題はあるが、一切受け付けないのでお手上げともいえる。
日本の中でも問題あるが、マスコミが一切口をつぐんでいるので、大きな問題にならないが、G7指導者にもなると、百戦錬磨のつわものであり、安倍首相のような書生的単細胞的思考が通じるはずがない。日本内で甘やかしているから、世界の舞台で恥をかくことになる。お金をばら撒いてくれるから、訪問を表面的には歓迎した姿を見せる開発途上国、小国も徹底的に馬鹿にしているのでしょう。日本の名誉のためにも、外務省は進言すべきであるが、サラリーマン官僚しかいなくなったとみるべきでもあり、馬鹿につける薬がないともいえる。
NO.2「馬鹿に付ける薬はない」は、そのまま読むと差別語になるが、私の言わんとすることは、普遍的絶対的思考ができず、偏った思考、こだわった思考、とらわれた思考にとどまっていては、指導者として、大きな世界が見えないということを言わんとしているのであって、不愉快な気持ちを抱かれた方にはお詫び申し上げます。
これまで続いてきたサミットで、議長国の冒頭演説が完全に否定されたのは初めてだろう。
消費税増税をするには、あまりにも景気が悪すぎる。これがアベノミクス失敗に依るのは歴然だが、その事実を認めれば、政権崩壊が免れない。
世界の首脳に、嘘と詭弁の共犯になってもらおうとしたが失敗した。
ただそれだけの話しである。
>>3
「馬鹿につける薬はない」が差別用語とは思いません。
「保育園落ちた。日本死ね」の言葉があれほど激しいうねりと国民の共感を呼び起こし、政治の在り方を変えつつあるのも、言葉の厳しさの故ででしょう。時にはそうした思い切った表現も必要と思います。
今回の安倍氏のやり方は、それほど性質が悪く許しがたいが、大手メディアが世界の反応ぶりを果たしてどれだけ正直に報じていることでしょうか?
>>5
ご理解ありがとうございます。
選挙対策としての、国民迎合と米国オバマ大統領のための広島訪問を優先し、肝心のG7の他の首脳に対するおもてなしに大きな差が出ている。オバマ大統領以外の首脳の日本訪問は、引き立て役に終わった感じがします。G7の時には、アジアの多くの首脳も来日しているはずであるが、マスコミは報道することがない。日本は米国にだけ目が向き、へりくだっているのは、他国から見れば面白くなく、今後、侮蔑の目で日本を見ることにつながるのでしょう。