オバマ大統領が誕生し、核兵器削減を自己の重要政策として、これへの期待から、ノーベル

平和賞が与えられた。

 オバマ大統領は、黒人という少数派から出てきて、軍産複合体やウオール・ストリートの

シナリオに沿って動かすには便利な大統領であったが、結局、実質的には彼独自の意志は何ら

実現できない政権であることを示した。

A:事実関係1

オバマ氏、核先制不使用政策を断念か 米紙報道(朝日新聞、9月7日)

米紙ニューヨーク・タイムズは6日、オバマ米大統領が、自ら検討していたとされる核兵器先制不使用政策を取りやめる模様だと伝えた。複数の政権高官の話として報じた。

 米国の核政策を大きく変える先制不使用は、「核なき世界」を提唱するオバマ氏の象徴な

政策になるとみられていた。同紙によると政権内で、先制不使用政策は日本や韓国などとの

同盟関係を損ねるとの反対意見が出た。中国やロシア