今次大統領選挙の特徴の一つは、既存メディアが徹底して、ヒラリー側につき、トランプ攻撃に終始したことである。新聞では、通常社説で支持者を表明するが、ほぼ全ての新聞がトランプ支持を打ち出した。
この中、トランプは実に巧みにツイッターなどのソーシャル・メディアを利用した。
ツイッターのフォロアー
トランプ:14,821,482
ヒラリー 11,012,882
この利用の仕方が如何にすごいかは例えば今回共和党の最有力候補とみなされたブッシュ(弟)は808,408であることでも解る。
トランプ自身、「I think it helped me win all of these races」とツイッターの利用が勝利につながったのを認めている。トランプはメディアで攻撃されるとすぐにツイッターで反論し逆に自己の立場を強化する状況を作ってきた。
トランプのツイッター利用で今一つ特徴的なのは
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日本でいえば、自民党的組織利用の強権型利権型政治に行き詰まりが出ているということである。
自民党の支持者など3割を切っている現状において、また、アベノミクスなどの経済政策は破たんし、国民にお金をばら撒くことによって、政権を維持しているに過ぎない。末期的状況であるが、野党特に、民進党の体たらくが、安倍政権延命に手を貸しているとさえいえる。財政再建をすることなく政権延命のため、お金をばら撒くだけでなく、米国の支援を得るため、中国に対抗して、海外に出かけ、お金をばら撒いている。お金をばら撒いて、国の財政をこの上なく悪化させているが、マスコミが無責任極まりなく、黙り込んでいる。次に野党が政権をとれば、財政問題に取り組まなければならず、国民のブーイングによって、短命になる危険性が大きい。無責任自民党の限界がはっきりしているが、身勝手な政治が横行する状況は、尋常ではなく、どこかで「ストップ ザ 自民党」の声が全国から聞こえてこなければならないのですが、ダメマスコミでなく、ツイッタに期待するしかないのでしょう。
孫崎先生ご提供のツイッターと新聞に関するブログで私が感得しましたのは、「米国の人々は無頓着極まりない集団だ」と私が誤解していて即刻改めないといけないなーという反省です。今の米国の人々は9.11のアルカイダのニューヨーク襲撃、イラク、リビア、シリア、ウクライナ等々で起こった事件、事変、戦争についての真実と事実を主流メデイアによって騙されることなくインタネットで正しくわきまえている。だからこそ、ヒラリーがいくら説いても嘘つきの印象を消すことが出来なかった。日本人の今の現状に照らして米国の人々の持って居る国際情報が意外と高質で高度であることを私は認識せざるを得ません。