1:米国の指導者層に「TPPを実施したらいい」と思う人は、基本的に過半数を占めていると言っていい。
2:米国は憲法で貿易交渉は議会の権限である。
従って、政府が交渉した案でも議会が修正していい。そうなると、相手政府は米国政府の交渉能力に疑問が出る。微妙な交渉に相手は真剣に対応しない。この状況を避ける為、本年初めに議会は、政府に一括交渉権を与えた。それは事実上政府案を承認するという前提であったので、議会はTPP批准を承認するものと思われた。
3:だが大統領選挙で情勢は一変した。
米国国民は、大手企業が生産拠点を海外に移転させたことからくる労働市場の縮小、住宅バブルの破壊などから生活が悪化している。人口の最下層20%、次の労働者を中心とする20%、その次の中産階級と言われる20%、合計60%の層は、自己の保有する財産価値は90年代に比し、20%から50%減少している。こ
コメント
コメントを書く日本でも同じである。国民の貧困度は、米国並みではないが、TPPが条約化されれば、中産階級の貧困層への下落ははっきりしている。
国会中継を見ても、TPPの実質議論はできていない。国会承認されたといっても、中身はほとんど黒塗りであり、TPPを議論しようにも議論のしようがないのに、野党も野党であるが、審議拒否をせず、反対ないしは退席で、可決させてしまった。中身が分からず議論のしようがないものを、承認するこの国日本がくるっているのであるが、狂っていることが分からないのか、米国民の反対を日本のように米国の議会で押しつぶしがきくと考えているのであろうか。日本の常識は非常識であるが、そのことが全く分かっていない「井の中の蛙」なのでしょう。軽くあしらわれ、様々な名目で、負担ばかり背負い込むことになるのでしょう。
安倍のおぼっちゃまが何も分かっていないのは当然のことなんですが、学があるらしいおぼっちゃま周辺の人物、政界人、財界人、メデイアの連中、そして日本人の殆ど全てがTTP,TTIP,TISAがロックフェラー財団とそのアソシエイツが第二次大戦中に構想した米国の世紀の最終仕上げの形であること、そしてそれが目論むことが私的資本の利益が人々の生活を圧迫し脅かすことを可能にするばかりでなく保証するための法的枠組みであることを知らない。そしてその法的枠組みが国連憲章に違反するし、日本国憲法にも違反することをも全く考慮しないのは一体この国と人々の頭はどうなているんでしょう。
私は米国市民の選択に敬服します。米国のメデイアが必死にTPPを売り込んだが、成功しなかった。米国市民のインテリジェンスがニューヨークタイムスやワシントンポストのそれを遥かに上回ったということです。トランプはそこを狙って選挙に打って出た。トランプは、共和党員だが、トランプの親父がフランクリン・ルーズベルトのニューデイール政策の恩恵を受け土建業で財をなしたこともあり、金融という虚業より産業という実業を好む男と見られ、彼のTPP反対の姿勢に矛盾はない。
TPP関連で騒ぐ日本の支配層は滑稽極まりない。これも敗北をなかなか受け入れない陰湿な国民性でしょうか。余り言いたくないことですが、言わざるを得ません。
> 多分、安倍首相はトランプが何故当選したかを解っていないのであろう。
もしも解っているような反応を示したとすれば、何時の間にか良く似た別人に入替っている?-との疑問が出る。
今目にしているのは、相変わらず正真正銘、ホンモノのアベということであろう。
くせ者にうかうか乗せられてるととんでもない裏切りにあうんじゃないかな。トランプ氏の特徴は、あらゆる分析者がその政策がよめない、あるいはよみにくいといっているところ。ただ黄色にやさしいということはないだろうな。あれだけ移民がきらいな人だから。白の黄色に対する蔑視は経験してみないとわからない。