映画、ヒトラーの忘れもの:Yahoo映画では5点満点中の、4.47点という
高得点を記録している。多くの戦争映画が作られた。
この映画はデンマーク人が監督と脚本を担当している。
戦争映画はしばしば勝利国が自己の正しさを描く作品を作る。
しかし、この映画は、勝利国側デンマークの犯した罪を、デンマーク人が描く。
戦争というものの持つ狂気を描いたものである。
第2次大戦後、ナチ・ドイツがデンマークの海岸線に敷設した地雷を除去す
るために約2000名のドイツ兵が動員され、その内半分以上が除去作業中、
死亡ないし手足を失っている。
本映画は明年2月決定のアカデミー賞外国映画でノミネートされた9作品
に入っている。
日本が、今、集団的自衛権で戦争の中に入っていこうとする今日、多くの人
に見てもらいたい映画である。
全くの素人が地雷除去にあたる。失敗すれば自分が吹っ飛ぶ。緊迫感の連続。
yah
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戦争は、人殺しであり、人が被害にならない戦争というものはない。直接的に利害が関係していればわからないこともないが、直接関係ない人同士の殺し合いは、狂気の仕業としか言いようがない。戦争が終わった後、幼さが残る若い兵士が、生死をかけた戦争ではないが、同じような状況に置かれ、生死をかけた地雷除去う作業に駆り出され、無残に死んでいく。戦争が終わっても、狂気の人殺しが、地雷除去という名目で正当化されたような形で、実施される。戦争のために特に利害関係がないのに、戦争後も、殺しに会う悲惨さ、人間という生き物の二面性は、どこでも、いつでも出会うということを、真剣に考えるべきなのでしょう。
映画を観ないで何かを言うのはおこがましいこと甚だしいとは思うのですが、どうしても次の感想を書きたくなってしまいます。
大日本帝国陸軍の軍人や兵士は、中国大陸で暴虐を尽くしたが、幸いかな、大陸は中國革命が進行中で、ドイツの軍人や兵士が戦勝国から受けたリンチや報復ほど、中国人によってなされなかった。その史実を日本人は忘れてはいけないと思います。
たまたま今読んでいるオリバー・ストーンの米国の決して語られない歴史に第二次大戦で死んだ人60百万人超、その中にロシア人が27百万人、10百万から20百万人の中国人、6百万人のユダヤ人、5.5百万人のドイツ人、3百万人の非ユダヤ・ポーランド人、2.5百万人の日本人、25万人の米国人が含まれていると書いてある。戦争を仕掛けたのは日本、イタリー、ドイツであることは間違いない。
私は個人的に次のようなスペキュレイションをしています。
第一次大戦はドイツが仕掛け、ロシア革命が起こった。
第二次大戦はドイツ、日本、イタリーが仕掛け、中国革命が起こった。
第三次大戦は米国が仕掛け、米国が敗北し、米国で民主革命が起こり、支配層が牙を抜かれ、ブラジルみたいな平和な国が建設される。そして、世界は永久平和を獲得する。