A:事実関係
1: トランプは20日、国家安全保障担当大統領補佐官にマクマスター陸軍中将を指名した。
2: 安全保障の要職に軍人を任命するという姿勢は、①マティス国防長官、②前回のフリン大統領補佐官に次いで今回も継続している。こうした形の任命の仕方は文民優位の伝統を崩している。
3:マクマスターは湾岸戦争、イラク戦争、アフがニスタン戦争に参画してきている。湾岸戦争では大佐として戦車部隊を率い、イラク軍を撃破。1999から 2002年中央軍幕僚として勤務。004年イラク戦争に参画。彼の指揮したタルアファル攻撃はイラク戦争の中でも著名。イラク戦争で最も著名軍人の一人(the most celebrated soldiers of the Iraq War)の評価を獲得、2010年アフガニスタンに赴任(wiki)。
4:知的能力の高い人物との定評がある。アメリカ史でノース・カロラ
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米国の政治はウオール街/軍産複合体/CIA/ネオコンによって所有され管理されていると私は認識している者です。
大統領選中のトランプの発言にはそのような所有し管理する集団の意向に明らかに逆らうものが沢山あり、私はそれを高く評価して来ました。
辞任したフリンはCIAの偽情報に現職中反旗を翻し恨みを買っていた。今回、フリンはCIAによって失脚させられたと私は考えています。
マケイン上院議員が後任のマクマスターを評価しているのであれば、マクマスターはネオコン色が濃厚な男と見られ、トランプ大統領の外堀が埋められたと私は思います。
南西中國海で米国の第七艦隊が中国を一昨日挑発しました。米国の支配が人民による支配ではなく懲りない連中によって支配されていることを改めて世界にデモンストレーションしたものとして私はその挑発を受け止めて居ます。
強面のロシアプーチン、二枚腰三枚腰のじわじわ型の習近平に対し、オバマは弱腰のイメージが強かった。やはり米国は、軍事経済面での強さを取り戻したいということでしょう。文民でなく軍の経験者が国家の安全保障を担当するということは、かなり米国の強さが前面に出てくることは否定できないが、過激さが出てくるかどうか。中国、ロシアが米国を刺激しない限り、商売第一のトランプが、軍事第一になることはなく、温容な強さで調整されていくことを期待したい。そのように動いていくと信じています。