サンフランシスコ市のリー市長が中国系米国人らの団体が設置した慰安婦問題を象徴する像の寄贈受け入れを承認を受け、吉村大阪市長がサンフランシスコ市姉妹都市の解消に向けて動いたことで、この問題は、日韓の枠を超えた問題となった。
従軍慰安婦問題の核心は、国際的に近年の女性の人権を確保する機運が抗しがたい動きとなっている事で、金銭、制度でもって女性を性的利用することは許されないとの基準が確立されてきたことにある。
先ず、日本軍が制度として、慰安婦を確保し、利用の細則をもうけ、管理してきたことは紛れもない事実である。また、その調達においても外務省などの国家機関も便宜を与えてきたことも事実である。
この中で、従軍慰安婦擁護派は、①金銭提供等で本人の合意を得て居た、②従軍慰安婦の調達においては「強制連行」はなく、個人・家族の自発的動きによる、③従軍慰安婦問題は安倍首相・朴大統領間で解決され
コメント
コメントを書く孫崎さんのこうした論を当初から発っするだけの知力を首相の座に就く者が持っていたなら、こんな問題は「問題」にならなかったと思う。この論と完全一致でなくとも、要は、問題の根は長らくのアベ政権で知的な外交がとことん欠落したことに尽きる。
「外交の放棄の後に来るものは戦争でしかない」(11/22天木氏メルマガ)
日本を「いいカモ」にするネオコン ウイルスに孫崎ワクチンがどれだけ効くのか、第**の敗戦まで間近でないか。
日本政府及び日本国民は、「日本軍が慰安婦制度を持ったことを遺憾であると心から思っている」との態度を貫くべきである。
日本は、日本の敗戦を認めず終戦とし、靖国神社参拝を当然視する政府要人たち、大戦に散った御霊に対する謝恩が続いている。一方韓国では、政府の外交的拘束力は、韓国人民の気持ちによって大きく動かされ、ないに等しい。
日本は、敗戦を敗戦としない善悪を明確にしない許容性に富んだ民族であり、韓国は、情的な謝罪は徹底的に追求する。前大統領が逮捕されることは当たり前であり、善悪を徹底し中途半端な対処はないのである。
お隣同士であるが、心に流れる根本的なものが全く異なっている。韓国の方が欧米に近く、日本は特殊性に満ちた民族である。一人の国民としては、溜息しか出ない。どちらの民族も十分わかってやっていることであり、本当に仲が悪いわけでなく、あまりむきになる必要性がないように思う。
吉村大阪市長は、「従軍慰安婦なんて、証拠が残っていないから無かったことだ」と思っているのではないだろうか。
それなら、森友学園の不当な値引きや、首相からの圧力や忖度もなかったと断言できるだろうか。
そもそもセックスのはけ口として連行するときに、証拠文書など作るはずはあるまい。
「不都合な歴史」を直視しない限り、我が国は、近隣国だけでなく米国からも「信頼されない国」になっていくことを自覚しなくてはならない。
ドイツでは、第二次大戦中の政権「ナチ党」が壊滅させられたのに対し、日本では当時の政権党が現在も政権を握っていることが問題なのだ。
この問題は古くて新しいし、この孫崎スクールでも主要カリキュラムの一つです。
安倍政権になってこの問題性が益々盛り上がっている感を私は深めます。いつだったか、安倍さんがパールハーバーに出かけて行って米国民にお詫びしたでしょう。これってやはり朝鮮人や中国人の気持ちを逆撫でしますよね。安倍さんて東アジアで覇者になりたいんでしょう?日頃の勇ましいいでたちからその雰囲気が横溢しているじゃないですか。もし彼が本気でそう思うなら、アジア人民全部を味方にするくらいの度量を示さねばなりません。度量を示すには、ネトウヨや親米右翼、それらに同調する多くの分子と決別しないとアジアの覇者にはなり得ないのです。
慰安婦像の問題は歴史の勉強をこよなく愛する私には今の安倍政権の理念(イデオロギー)では朝鮮半島、中国大陸、ベトナム、フィリッピン、その他アセアン諸国で過去に苦い経験としてある日貨排斥、排日運動もどきがおこってしまうのではないかと心配せざるを得ない状況なんです。
どうすればいいんだ?とネトウヨや保守連中が質問するが、どうしようもありません。「勉強しなさい」と今更言えないでしょう。困った状況なんですよ。
>>1
政権政党に対しても、引っ越しのできない(この国の留まることしかできない)国民に対しての、鋭い『警鐘』だと思いました。
>>5
「『日本人は会議や授業で手をあげて質問しない』。日本人の不可解な行動として外国人の目には映るらしい」-東京新聞・望月記者絡みで最近目にした一文です。これと、匿名性に隠れて後ろ盾のない個人を攻撃する「人種」が多いのは表裏一体でしょう。
「手をあげて質問する」のが当たり前の社会にならなければ望み薄と思います。