前川前文科省次官「権力がコントロールする危険な国家へ」マスコミ市民2018年一月号抜粋)

(10月27日、28日に予算委員会が開かれました。国会審議の印象は?)

 一国民として森友学園を見ていますと「金額の問題はしたけれども、価格交渉はしていない」というのは詭弁ここに極まれり、という感じがします。どんなに動かぬ証拠があっても否定するという、すさまじい対応だったと思います。総理や総理夫人の関与はないと言い続けるために、説明すべきところを説明しない、あるはずのことをないという、あるいは記憶がない、証拠がないと言ってこれからも逃げ続けるのだと思います。

 加計学園問題についても、同じような対応に終始するだろうと思います。

(それにしてもなぜあそこまで否定できるのでしょうか)

 権力が強いからでしょう。どんなに合理的でない答弁をしても、大きな権力の下にいる限りは大丈夫だと思っているのです。逆にいえ