日本は次回オリンピック開催国だ。その前に平昌冬季五輪がある。オリンピック開催国として、首相が冬季オリンピックの開会式に出かけ、オリンピック開催国としての連帯を示すのが、国際的儀礼であろう。
更にオリンピック憲章は「オリンピズムの目的は、人間の尊厳の保持に重きを置く平和な社会を奨励することを目指す」とし、「オリンピック・ムーブメントの一員となるには、オリンピック憲章の遵守およびIOC による承認が必要である」としている。「平和な社会を奨励する」は当然、「政治的対立をオリンピックの動きに持ち込むな」という事である。
しかし、安倍首相は韓国の従軍慰安婦問題への新方針を「合意は国と国との約束で、これを守ることは国際的かつ普遍的な原則だ。韓国側が一方的にさらなる措置を求めることは、全く受け入れることはできない」と明言し、その延長線で、開会式への出席に消極的な姿勢を示してきた。
とこ
コメント
コメントを書く公然と自公両幹事長が呼吸を合わせ、開会式出席を要請する。権力闘争において、年代差の問題より、安倍首相の力が落ちている現実的事実の影響が強いのではないか。韓国との交流関係は、経済界等各分野で幅広く広がっており、一面的政治的思想信条の違いだけでは対立することが難しくなっているのが現実的事実なのでしょう。北朝鮮との融和政策異議を唱えることは難しく、安倍首相の判断が政局になっていくことも考えられる。
> 突然皆がオリンピック精神に気づき始めたのか。
それはないでしょう。
土建国家 政治屋の、カネ勘定の為せる業でないか。
「スポーツはスポーツ」でなく「スポーツはカネ」が本音と思う。
自分の言いなりにならない相手には会いたくない。
乳母日傘で育った「お坊ちゃん根性」丸出しの、幼稚でわがままなボンボンだ。
こんな二世三世議員ばかりの自民党では、この国は世界の後進国になってしまう。
朝鮮人嫌い、中国人嫌いが自民の主流を占めているから、北朝鮮への挑発的感情は核ミサイル保有をきっかけとしてその頂点に上り詰めている。こういう人々に囲まれた安倍氏の平昌行きは無いだろう。安倍氏自身、この五年間の行跡から判断しても、少なくとも東アジアでは米国の子分として今後も強面を前面に押し出していきたい筈だ。東京オリンピックも控え、安倍氏はカケモリ問題以上に窮地に立たされたと私は観測している。