A事実関係 トランプ大統領国連演説概要
1:ブルームバーグ
トランプ大統領は国連総会演説で多国間主義を拒否
イランの孤立化を各国に呼び掛ける一方で北朝鮮を評価
2:ウオールストリート・ジャーナル:トランプ米大統領は25日、国連総会で演説し、複数の国際機関や同盟について責任を果たしていないと批判し、米政権による強硬な貿易政策の妥当性を主張した。
3:演説概要とりまとめ
(1)(米国経済)
「株式相場は歴史的な高水準、失業率も50年ぶりの低さだ。大型減税も行った。国境で巨大な壁の建設も始めた。米軍は、まもなくかつてないほど強力になる。米国はより強く、安全で豊かになった」(朝日)
(2):中国との貿易問題
「貿易は公平で互恵的でなければならない」「中国がWTO(世界貿易機関)に加盟して以来、米国は製造業で300万人以上、鉄鋼業で全体の4分の1近くの仕事が奪われ
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トランプ大統領が、信念としているのは、「選挙で選ばれない、説明責任も負わない国際的な官僚組織に、米国の主権を譲り渡すことはしない」で、明確である。
日本でも同じことであるが、官僚組織がプロ集団として、日本の政策を策定しているが、目を注いでいるのは、①米国の意向であり、米国の意向を外すようなことはしない、②政治家を通じた企業集団の意向である。
製造産業の成長分野を新しい産業に切り替えようとしても、既存分野の了解が得られなければ、新しい産業を育成できないのです。官僚は、大企業の掌の上でしか、予算分配できないともいえる。
米国でも同じことが言え、大企業、マスコミの言動に左右されれば、米国の基盤が失われていくという危機意識から湧き出ているのでしょう。手本は、ロシアのプーチンであり、北朝鮮の金正恩であり、中国の習金平なのでしょう。
民主主義は、官僚主導でなく、民意を反映した政治家主導のトップダウンでおこなうことが、どこの国も主流になっていくのでしょう。
民意を尊重すれば、自国第一であり、グローバルという名の企業第一主義は排除されるべきであり、TPPなどは、企業本意であり、最初から問題が指摘されているものであり、消えていくべきものでしょう。
民主主義に基づいて選出されたはずのトランプ大統領の支持率が50%以下であるというのは、民主主義というシステムが働いていないという明らかな証拠ではないか。民主主義は絵に描いた餅に過ぎないのか。
私の取引先の中国の企業が、結構な額の中国からの輸出品を、アメリカ関税で没収されるというようなことが起こっています。 おそらく、著作権違反とか…何かなのでしょうが…
そのことで、安い商品がUSAに入らななくなって困る人が増えるのか、それともUSAの産業が復活するのか…注目したいと思います。
トランプは、基本的に、すごく馬鹿なのか、それとも、馬鹿のフリをした天才なのか…
アメリカの情報は、第一印象だけではいつもわかりません。 いつも思います。
> 人々は国連総会で大統領をあざけ笑う(People actually laughed at a president’: At U.N. speech, Trump suffers the fate he always feared。)
アベの噴飯、笑止スピーチをあざけ笑う━という記事は見た覚えがない。誰も聴いていないからだ。
トランプに偽善者ぶったところが無いのも それなりの支持を得ている理由だろう。
「首に刃物を突きつけられた状態で、どうして交渉が出来るのか」━こう言う中国の態度自体はトランプ型米国人は案外 好感持っているのでないか。本心隠してヘラヘラ擦り寄ってくるアベのようなチキンにこそ彼らは虫唾が走り、とことん軽蔑するのである。
軍産複合体、ウォール街、多国籍企業、ユダヤロビー等々、米国 既得権益層にヒビを入れるなど所詮無理だとオバマで思い知らされたが、トランプはそれらと あれこれ取引しながら、実はヒビも入れているのでないか。70過ぎて血気盛んそうなのも百戦錬磨のビジネスマンだからだろう。「国の経営」が面白くてドレナリンが出まくっているのでないか。孫崎さんも以前ご指摘の通り、熾烈な大統領選を勝ち抜くのはバカでは成し得なかったはずだ。もちろん、目下この現実主義者の最優先課題は「大統領再選」である。
それでも、戦争カルトの連中にブレーキを掛けているならマシな面もあると思う。
だが、どのみちアベの日本が前にも増して米国に毟り取られる一方なのは疑いようが無い。
トランプの国連演説は米国が第二次大戦後進めて来たグローバリズムと命名された植民地主義の放棄宣言だと私は解釈したいのです。このことは米国支配層にとって由々しきことだと私は思います。
私は米国のグローバリズムに対して批判して来た者ですから、このような革命的転換を成し遂げようとするトランプの出現は私にとっては実に歓迎すべきことなんです。
この状況に於いて唯一心配なのは、ジョン・F・ケネデイーみたいな運命を辿るのではないかと言うことなんです。米国は建国以来暴力主義の忌まわしい国ですからね、トランプには身辺警護を十分にして政策遂行に専念してもらいたい。
>>6
ヒラリーはウォール街とネオコンの回し者だから、それに
くらべればトランプはまだマシと今でも思っているのですが
わたしならそこまでトランプを心配してはやりませんね。
>>7
米国支配層が描く世界政策にとってトランプの政策はブレーキでしかないと私は考えてます。
そのブレーキが長く続けば、米国支配層とトランプの確執は米国内で表面化し、米国支配層の世界覇権で企む陰謀が暴露されることになり、米国民が憤怒し、それがパワーとなって米国支配層の弱体化につながり、トランプの先導で米国、ロシア、中国の安定した三国時代がこの世界に出現するんじゃないかと私は夢見ているんです。
異色のトランプ以外にそんな大役を務めることが出来る人物はいないし、今後も当分出てこないと私は思っているんです。
現実はそんなに甘くないと言われれば、それまでですが。
いろんな側面からトランプのいい面わるい面を評論できるとはおもいますが、今回の孫崎さんの記事を読むと、トランプはイランへの敵対的態度をやめず、その点でフランスをも袖にしており、支持できません。
日本はこのまま原発再稼働をしないなら、原油価格の安定、ひいては中東情勢の安定が死活的利害となります。「原油価格を下げるためにもイランに原油輸出を認めるべきだと語り、トランプ氏の対イラン経済制裁強化の主張に反対の姿勢を示した」マクロンに、日本は賛同すべきでしょう。
そもそも核兵器をもつというのなら、イランはまだ可能性にすぎないのであって、今後いくらでも交渉の余地があります。イスラエルに忖度しすぎるべきではなく、それよりもホンネでは決して核を手放そうとしない北朝鮮が日本の近くにあって日本を恫喝していることこそ米国にとっても危機であることを、トランプに日本政府はよく理解させるべきでしょう。