1:サウジアラビア検察当局は、予備調査の結果として、トルコのイスタンブールにあるサウジ総領事館で今月2日に行方不明になったサウジ人記者ジャマル・カショギ氏が死亡したことを初めて公式に認めた。総領事館を訪れたカショギ氏は館内にいた人物と口論になり、殴り合いに発展して死亡、その事実が隠蔽されようとしたと明らかにした。国営メディアが20日伝えた。
2:殺害の残忍性の解明は残るが、これまでにサウジ国籍の18人が拘束された。検察は、関与した全員を訴追すると強調。またサルマン国王の命令で、王室顧問と情報機関高官ら計5人を解任して政府の責任も認めサウジは幕引きを図る。
3しかし、カショギ氏を追い詰めた最大の人物はサウジの皇太子である。
カショギ氏は昨夏に渡米し、サウジの言論弾圧や隣国イエメンで続く内戦への介入について、ワシントン・ポスト紙への寄稿などで厳しく批判してきた。従ってカショギ氏
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国際社会が騒げば騒ぐほど、ムハンマド皇太子に対立していた保守派旧守派が,逮捕殺害整理されていくのでしょう。
①空軍の大尉であるアルーボスタニ氏が、サウジに帰国後、リヤドで交通事故にあって死亡している。
②ムハンマド皇太子は、米国と良好な関係にあり、個人的にも、クシュナ氏だけでなく、トランプ大統領が民間人の時、資金繰りが困難なとき支援してもらっている。
③中東関係においては、イランとイスラエルの対立関係の中で、サウジの果たす役割は極めて大きい。
④サウジに対して制裁に近いことをすれば、石油価格は暴騰する。逆に暴騰を図れば巨大な利益が還元される金融資本を準備しているのでしょう。いずれにしろ巨大なお金が動き、弱小国だけでなく、我々一般庶民のお金が巻き上げられていくのでしょう。
世の中には何でも陰謀という「陰謀説」もある。しかし、カショギ氏は何故より安全な場所にある思われるサウジ領事館に行かなかったのだろうか?領事館に行く必然性が、言われているように、もし婚約者との結婚届けか何かだとすると、不思議ではないのか?彼は自分に対するサウジの危険性も気づいていたはずで、サウジに近いトルコにある領事館に行くべきだと思わせられた何かがあったのではないか?組織の意図を推し量るよりは、個人の行動のいわれを推測する方が易しいはずなのだが、そういう報道があまりなされないのは何故か?
この件、今日になって天木直人氏もご発信あり。
サウジアラビア勤務経験から、事件発生以来 冷めた思いで見て来たと言う その論は、孫崎さんの解説と併せて まさに一般人が聞きたい説明だ。サウジアラビアという国の成り立ち、今や米国とイスラエルの言いなりになるに至った背景、それらを踏まえた(事件の)トランプ政権への影響━いつものことながら、孫崎さん共々、本質を見抜くための視野の広さ、全体の俯瞰力、それらを短い言葉で書き切る文章力に感服するばかりです。
Tips:
「孫崎享のつぶやき」-迷惑コメントを非表示にする方法━ウザコメ今日も歌うは同期のウザクラ
http://magosaki-blog-tips.blogspot.com
今回の事件は実に不可解な事件ですね。
この事件で困った状態に追い込まれたのは現最高権力者のモハメド・ビン・サルマンだと私は考えるのです。確かにカショウギは気に食わないけど殺したいほどの大物ではないですよ。カショウギはせいぜいネオコン系のワシントン・ポストのコラムニストでしかないのです。しかも、その程度の人間をわざわざ自分と仲の良くないエルドアンのトルコの領事館で殺人を企画するなんて狂気の沙汰ではないでしょうか。
この権力者サルマンは変わった男で権力に付き次第、ヒラリークリントン派、つまりネオコンで且つ反ロシア分子を徹底的に粛清しました。それに、彼は回教徒には珍しくイスラエルのパレスチナ人弾圧を公然と、繰り返します、公然と肯定しているのです。彼はイスラエルのネタニアフにとって涙が出るほど美味しい味方です。勿論、イスラエル大好き人間のトランプにとっても実に頼もしい。ところが、この人物は何を思ってか、ロシアにも近づき、ロシアの最新鋭ステルス爆撃機を買いたい言いだしたのです。この購入は諦めたようですが。更にはイエーメン侵略に傭兵アルカイダを投入し勝利を目指しているのです。更に驚くことに、ネオコンの宗教である新自由主義者でもあるらしい。彼は捉えどころのない人間であることは確かです、
ジャーナリズムの業界ではCIAはカショウギの殺害計画を知っていたが、カショウギには今回警告を発しなかったと囁かれているらしい。モハメド・ビン・サルマンの失脚で利益を得ようとする側のハカリゴトだと言えるのではないでしょうか。その中にCIAも入っているのでしょう。従って、モハメド・ビン・サルマンには容疑は無いと私は考えて居るのです。