「米国・NYT論評「米国で右派暴力が増加(In the United States, right-wing violence is on the rise)
・過去10年間、右派イデオロギーに誘発された攻撃者は射撃、爆発等暴力行為を行ったが、国内過激グループのどのカテゴリーより多い。
・左派暴力は減少しているが白人至上主義者等による暴力はオバマ大統領以来増え、トランプ大統領で急増している。
・2018年左派による致命的攻撃は一件(元海兵隊員、Black Nationalist movement)のみである。
・本年右派攻撃で少なくとも20名が死亡している。右派テロは、憎悪に動機dづけられる犯罪に関心がある中、生じている。学校、大学構内等での反ユダヤ事件は、2017年57%増加している(The Anti-Defamation Leaguによる)。 FBI統計では憎悪犯罪は昨年比17%増である
コメント
コメントを書く日本では本来の右左の意味などお構いなしで がさつに右派、左派と括られるが、米国も同傾向でないか。
係る論評での右左も つまるところ権力側か反権力側かに違いない。動機や標的を見れば よりはっきりするだろう。「自由の国」で反権力などあってはならないから「左派」などと誤魔化している印象も受ける。9.11で「ビッグ・ブラザー」の監視社会となり、イスラム過激派摘発の名目で反権力側は悉く「赤狩り」まがいの目に遭ったのでないか。
一方の権力側、つまり「右派」には当然寛容にフリーハンドが与えられる。「アベ辞めろ」コールを繰返した「こんな人たち」がその後アベの「傭兵」に脅されている動画を孫崎さんも出されましたが、あるいは、野放しに近いヘイトスピーチ、先日の香山リカ氏の件...これらと通低することだ。
Tips:
「孫崎享のつぶやき」-迷惑コメントを非表示にする方法━「判断力は私は抜群だと思っている」大臣、此処のウザコメ見て自信つけたか
http://magosaki-blog-tips.blogspot.com
社会人として35年も暮らした米国を離れて日本に戻ってきてはや12年になり、滞米時代の経験を折りにふれ思い抱いているが、最近テレビでLAに増えたホームレスのテントの映像を見て驚いた。アメリカ社会は急速に劣化しているかのようだ。日本も昔はなかったような、夫婦、親子を巻き込んだ殺傷事件が頻発している。人類はどうなるのか。第三次大戦はいつ起きるのか。
右派のテロは左派のテロと比較して大きく違う。左派のテロは人種の違いや個人をテロの標的にするのは稀だ。勿論、例外はある。革命時、路線の違う仲間を殺したり、反動側のキーマンを殺すことがあっただけだ。左派のテロは反戦、労働条件改善を目指す大衆行動を権力が弾圧する場合に暴動が発生するケースにほぼ限られる。
米国に於ける右側から繰り出されたテロはマルコムX,マルチンルーサーキング、ジョンケネデイ―、ロバートケネデイ等の右翼をいらだたせるキーマンが右翼テロにかかった。
トランプの支持基盤であるプアホワイトが反ユダヤに転じる様子が伺われるようだが、これは危険信号だ。ユダヤ人の富裕階級への嫉妬心がプアホワイトに起こり、貧乏なユダヤ人を苛める白人のテロはヒットラー全盛時に頂点に達している。貧乏で知的なユダヤ人は総じてリベラルのリーダークラスに多く、ユダヤ嫌悪に拍車がかかるのだ。
続く
>>4
フランクリン・ルーズベルト時代の米国ではロックフェラ―財団がユダヤ人が主導する労働組合員を銃殺している。フォードもヂュポンもユダヤ人の左翼を殊更憎んだ。これら財閥はヒトラーにシンパシーを表するのに憚ること無かった。
米国の今はプアホワイトにどのように職を与えるかが重大問題だ。トランプがかじ取りを間違えれば、プアホワイトのクーデターが起こり、徹底したファシズムに転じる可能性がある。トランプはフランクリン・ルーズベルトを勉強し、第二のニューデイール政策に打って出て職を作りださねばならないと私は考える。中国と日本は対岸の問題と思わず、米国を助けねばならない。