イラン側ロウハニ師の発言をどう見るか。

 先ず核合意について、イラン側の立場を明確に述べている。

  1. ロウハニ師は「核合意を維持していきたい」と、「私たちから戦争を始めることは絶対にありません」と強調している。

  2. さらに今後核合意での約束と逸脱した行為をとるとしても、「それは、相手側が逸脱した場合、守る義務はないとする核合意の範囲内の行動である」としている。

ロウハニは日イラン関係を「伝統的な関係を有している」として、「日本のイランへの投資、イラン南部のチャバハル港などへの投資について話がありました。日本がイランとの経済的、技術的、文化的、科学的な関係を強めていきたいと希望していることに感謝します」としている。

 これらは今後の米イラン関係に大きく左右されるが、現在の所、その好転は難しい。

 安倍首相はイラン側に対して「イランが核合意を引き続き順守することを強く期待