敵対者への「報復」を堂々と宣言しているドナルド・トランプ次期大統領。政治家としてホントにどうかと思うが、その大統領就任が迫り、大企業のトップが次々に暴君の足元にひざまずいて恭順の意を示し……早い話、ケツナメしてる。
年末にフロリダ州パームビーチのトランプ邸、マール・ア・ラーゴを訪れたCEOは、アップルのティム・クック、アマゾンのジェフ・ベゾス(前CEOだけど)、Metaのマーク・ザッカーバーグ。ネットフリックス、それにソフトバンクの孫正義など。トランプ参りが続いている。
トランプと会談したベゾスとザッカーバーグは大統領就任式に100万ドルの寄付を約束した。これでなんとかよろしく、ということらしい。
というのも、トランプはこの二人を恨んでいたからだ。ベゾスは、彼が買収したワシントン・ポスト紙が前からずっとトランプを批判し続けていた。ザッカーバーグは2020年の選挙ではトランプの選挙不正デマ投稿を規制した。トランプはそれが自分が負けた原因だという。つまり両方とも言いがかりだ。