A-1 事実関係1

村田光平氏(駐スイス大使時代より一貫して脱原発を主張)

文藝春秋9月号の木村論文は既に内外で反響を呼んでんでおりますが、同論文で最も注目されるのは木村氏の下記の指摘と思われます。

<東電は津波によってメルトダウンが起きたとの主張を繰り返しております。

そして、その「津波」は想定外の規模で、原子力損害賠償の免責条件にあたるとしてい

ます。

しかし「津波が想定外の規模だったか」以前に津波ではなく「地震動」で燃料破損して

いた可能性が極めて高いのです。

しかも、私が分析したように、「自然循環」停止の原因が、ジェットポンプ計測配管の

ような「極小配管の破損」にあったとすれば、耐震対策は想像を絶するものとなります。

細い配管のすべてを解析して耐震対策を施す必要があり、膨大なコストがかかるからで

す。

おそらく費用面から見て、現実的には、原発はいっさい稼働できなくなるでしょう。>