A:事実関係「米産トウモロコシ爆買い理由は「大ウソ」? 米中貿易摩擦“尻ぬぐい”の言いわけか
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「中国が約束を守らないせいで、我々の国にはトウモロコシが余っている。それを、安倍首相が代表する日本がすべて買ってくれることになった」
G7サミットに合わせて8月25日に開かれた日米首脳会談後の共同会見で、トランプ氏は上機嫌で「商談」の成果を披露した。輸入される飼料用トウモロコシは275万トン程度の見込みとされ、通常の輸入量の約3カ月分。トランプ氏は日本の輸入額について「数億ドル(数百億円)」と述べている。
菅義偉官房長官は27日午前の会見で、輸入について「(日本国内でトウモロコシの)供給が不足する可能性がある」と説明した。日本では、7月から「ツマジロクサヨトウ」というガの幼虫の発生が確認されていて、九州地方を中心に13県で被害が出ている(29日現在)。
ところが、農林水産省は
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トウモロコシを米国から買うことが、米国の友好国としての日本の地位の保障に役立つことなら、大いに結構。
米国政権が右であれ左であれ、その政権に盲目に従えば、自分らの政権を維持することは安易なことです。もし、不協和音でも奏でれば、米国の暗部の工作は厳しさを増し、その潰しにかかるのです。その工作の中心に米国公使がいるらしい。
日本の政治が従順である限り、日本の支配層の既得権が保証される、そういう原理が厳然として在るのです。それを知らない「日本の支配層に属さない99%の日本人」はお人よしということになります。
「米国の指示は何でも聞く。米国が日本の国益に害することを行っても黙って聞く」は日本の憲法を超越する規範とも言えましょう。その規範を守る為に嘘をつくのも当然合法となります。であるから、米国にとっては日本は使いかっての良い道具です。道具として使われ、美味しいおまんま食える限りにおいてはさほど問題ないにしても、米国の天敵中国攻めに道具として使われると一瞬にして日本は地獄になる。そういう想像力を日本人は少なくとも西欧諸国のレベルまで持つべきだと私は考えて居ます。
2018年度の飼料用トウモロコシ輸入量は、1100万トンである。
米国産が9割を占めている。
今回の追加輸入量275万トンは年間輸入量の3か月分に当たる。民間企業の購入を促すため保管費用の定額を補助するようだ。
今までの継続輸入であり、同盟国として必要なものを中国に代わって購入するのは、それほど大騒ぎするほどのことはないのでは。問題にするのであれば、価格をどのぐらい割り引いて購入するかである。