ポツダム宣言では① 日本が問題なく主権を及ぼすのは本州、北海道、九州、四国である、②その他は連合国側が決めるものとなっている。連合国の中心は米国である。従って、米国の態度は、日本の領土の範囲を決める重要な役割を占めている。

 ではこの米国はどの様な対応をしているか。

 多くの日本国民は当然米国は「日本の領土である」という立場と思っている。しかし違う。

 米国は中立である。

 米国は沖縄を施政下においていた時には、尖閣諸島を管轄していた。

1971年6月17日、沖縄返還協定が調印されたが、プレイ国務省スポークスマンは、当日の会見で、尖閣諸島の『施政権』は沖縄返還にともなって日本に返還されるが『主権』の帰属については中立の立場をとるという態度を明らかにした。

 さらに、ウィキリークスは1996年9月30日付CRC議会報告書「尖閣諸島;米国の法的関係と義務」で「日本へ