転載、日刊ゲンダイ、孫崎享「政治を私物化した安倍首相殿「もうバイバイ」でどうですか」、
公開日:2019/11/22 06:00 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/265084
安倍首相の支持者は「代わるべき人がいない」と言う。本当にそうなのだろうか。
安倍首相の最大の公約は「アベノミクス」だ。
経済成長を続ければ、その恩恵は次第に一般市民にも行き渡る、という考え方である。し
かし、経済は長期低迷し、前年比でマイナスの月も出ているほか、実質賃金も下がっている。
外交を見ると、米国との関係では、安倍首相とトランプ大統領の蜜月関係が注目されたも
のの、結局、日本は米国に、役に立たない武器を大量に押し付けられ、農産品を買わされた
だけ。トランプ大統領はホクホク顔だが、日本側が利益を得たものは何もない。トランプ大
統領
コメント
コメントを書く身内優遇、お友達の内閣による弊害は確かにとどまるところを知らない。倫理の極度の低下は問題ではある。倫理の低下は社会各層に問われていることであり、首相だけの問題に矮小化できない。政治家はもとより、官僚も同じであり、企業はトップも問題であるが、企業自体が退廃化している。学校はどうか、教員が教員をいじめるというより暴力行為が報道されている。親の倫理も形骸化し、離婚は3人に1人の割合で推移している。安倍首相が辞めれば倫理が解決するということではない。
外交問題は、確かに様々な問題を抱えているが、安倍首相が変われば抱えている懸案が解決するかといえば、解決するものもあるが、ほとんど解決しないでしょう。米国との沖縄地位協定の問題も指摘はできるが、解決できる人がいるかといえば、難しいでしょう。韓国との徴用工問題は、野党が政権を取れば可能性を否定しないが、自民党政権では解決が難しいでしょう。ロシアの領土問題は、最初から日本は4島返還であり、ロシアは経済協力によるシベリアの開発が目的であり、大きく目的が異なっている。だれがやっても解決しないでしょう。唯一中国問題は、現在進行中であるが、互恵関係を再構築すれば、安倍政権でも可能性は大きい。
一般国民は、実情をあらゆる情報機関を使ってよく知っている。国民を2:8と言って馬鹿にする段階を卒業する必要性がある。この切り替えができない限り、政権を打倒できない。折角共産党が綱領を変えて現実的になっており、小沢氏のいうように、全野党が結束すれば、来年の選挙に勝てる可能性が強く、早く、合意して選挙対策を進めるべきでしょう。
感情的な批判もなく、簡潔にまとまってる。まさに名文
孫崎先生のおっしゃる通りです。
安倍ファンは安倍氏たちが選挙で選ばれたんだから、何をやっても良いといわんばかりの傲慢ぶりを隠さないのです。実は、米国もそうなんです。選挙をやってるから米国は民主主義国家だと世界に喧伝します。ボリビアやその他諸国で不法ものにクーデタ起こさせて軍政を平気で行わせているのにね。
米国の民主主義国家とは形式だけで、実際にはCIAとFBIとNSAが全実権を握った独裁体制です。このままだと、今後、日本も米国のように治安官僚が実権を握ると私は推測しています。
今日、新宿で「国家が破産する日」を観てきました。この韓国映画は米国の権力批判を堂々と行っています。こういう映画を好んで観ている韓国ですから、韓国人には米国が素晴らしい国だと言う幻想は無いようですね。星条旗を振る日本人が安倍政権支持の中核にうようよしているのですから、今の韓国人の眼には安倍政権は異様に映っていることでしょう。