1:基本構図;「公職選挙法」、「政治資金規正法」違反の疑い

 「桜を見る会」の問題は、①安倍首相の対応が、有権者に対する利益供与として公職選挙法」違反、そして②一連の動きに安倍事務所・、安倍後援会が関与しているにも関わらず、政治資金収支報告書に記載がなく、政治資金規正法違反に問われるのが最大の核である。

 このうち、有権者に対する利益供与は最も重い。菅原一秀通商産業大臣氏が、就任間もなく2006から07年にかけてカニやメロン、みかんなどを選挙区内の有権者らに贈っていたとされるリストが明るみに出たこと、地元支援者の通夜で、公設秘書が香典を手渡したことが問われ辞任した。

(1)   ホテルニューオオタニでの「前夜祭」

(い)「公職選挙法」違反関係

 「桜を見る会」ではホテルニューオオタニで「前夜祭」が行われた。ニューオオタニの「パーティープラン」では「料金(1名さま):立食プラン