一連の動きは、世論の激しい変化である。それを示すのは内閣支持率である。

 第一段階は5月初めである。内閣支持率は、共同42%(前回比+1%)、日経49%(+1%)産経44%(+5%)である。コロナ感染の勢いが収まりつつある時期である。

 第二段階は15日前後である。9日「#検察庁法改正案に抗議します。」が現れ、翌10日には午後一時には182万に達している。これがその後も継続、500万件から900万件へと数字を伸ばした。15日調査のNHKは支持率37%(前回比-2%)で15日調査の朝日は支持率33%(-8%)である。

 第三段階は23日実施の毎日新聞で、27%(前回5月6日日より-13%)である。これは黒川東京高検検事長の賭けマージャンが発覚したが、処分を訓告と軽いものにしたからである。人事院規則懲戒処分の指針については懲罰で「賭博をした職員は、減給又は戒告とする。 常習として賭博をした職