日本、自力で民主主義獲得せず ノーマン
1945年の降伏にもとづく諸事情も徳川幕府打倒以後の時期と比べてみることは適切である。すなわち、いずれの場合にも人民は改革運動を自ら開始することはせず、かえって、根源的な力は上から来たこと、初めはそれが軍事官僚であり、現在では最高司令官及び占領軍である。
ハーバート・ノーマンは一九〇九年カナダ人宣教師の子として軽井沢町で生まれる。カナダの外交官。一九四五年GHQに対敵諜報部課長。昭和天皇とマッカーサー会談のGHQ側通訳。一九五六年年駐エジプト・カナダ大使。ソ連のスパイの嫌疑をかけられ、自殺。『ハーバート・ノーマン全集』(岩波書店、一九七七年)に収録の論評「日本民主化の進展」(1946年3月ニューヨーク外交協会における講演の概要)の引用
・現在日本で遂行されている改革を永続させ、深く根づかせるような伝統に何があるのかを観ておくことが適切であると思われる
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昨日は、「国際識字デー」
第二次大戦後、日本語は漢字が多く覚えるのが難しく、識字率が上がりにくいから「民主化」が」進まないという偏見から、「GHQ」がローマ字教育を強制した。当時小学生だった自分もローマ字を習った覚えがある。
1948年全国調査「日本人の読み書き能力調査」が実施され」、漢字の読み書きのできない人は、2.1%に過ぎなかった。日本人に対するローマ字」化を「GHQ」は撤回せざるを得なかった。
鎌倉・室町時代も日本を訪れた宣教師たちが、日本人の識字率の高さに驚いている。
江戸時代の末期は、日本はすでに識字率世界一だったといわれています。武士は、100%読み書きができ、一般庶民も義務教育でなく自主運営の寺子屋で男子50%が学んでいたといわれる。当時字が読める子供は、ロンドンでも10%ぐらいといわれており、日本の識字率水準の高さは素晴らしかった。
出版物も、新聞の元祖「かわらばん」が存在しており、一般庶民の読書熱は高かった。
西欧の基準に合致しないから、日本の民主化が遅れ、野蛮といえるかどうか。日本人の自主的行動は学問と同じようにコロナ対応でも政府に強制されずとも、すべきことは自主的に成し遂げる精神が昔から現代にいたるまで日本人に引き継がれている。素晴らしい民族だと思っています。
> 多年にわたって積極的な政治活動から排除されていたため、日本国民は村落や近隣集団は別にして、自主政治(セルフガバメント)の経験を持っていない。
生まれてからずっと檻の中で飼われている動物然としている。「今日からオマエは自由の身だ」と野生に放たれても面食らうだけだろう。個人旅行の面白さを知らず、団体旅行しかしないようなものだ。
為政者に都合のいいように檻の中で飼われ、飼われる側も「その方がラクでいい」と「自分のことは自分で決める」ことを放棄━この悪循環は日本では微動だにしないようだ。
しかし、「奴隷根性の遺伝」は無い。育った環境、即ち広い意味での教育の方が恐らく支配的だ。そして脱・奴隷の姿勢は伝染する。だからこそ「日本人は奴隷」のままにしておきたい連中(米国「軍産/金融」勢力)の息が掛かった統一教会etc.の北朝鮮系カルト教団が、独立独歩の人間が現れた途端、ここぞとばかりに叩くのである。
日本では大坂なおみ氏へ激しいバッシングを浴びせる理由がここにある。
大杉栄の「奴隷根性論」も、まだの方はぜひ読んでみてください。青空文庫で無料で読めます。
>>4
ご紹介を有難うございます。まさに今も、次世代の脳髄に奴隷根性を刻み込む作業が間断なく行われているのでしょう。一方の、消し去る方の事業は、大杉栄の時代から一体どれだけ進んだのか疑わしい限りです...
カナダの外交官の鋭い観察に私は脱帽致します。
この列島の水田べったりの日本人にはお上は絶対的な存在です。この生き方は弥生の時代から始まっていて、商業や工業は水田経済の補完的にしか発展せず維持されるばかりでした。お上へのこの隷属習性はは今も続いていて、お上であるジャパンハンドラーへの忖度は自民党の第一の規範ではないでしょうか。
菅さんの話と顔をごらんなさい。決して日本国民の利益を第一義に抱く政治家の話でも無く顔ではない。米国公認の総督の顔です。米国はこれから自民党系の大好きな中国攻めを行うでしょう。彼がジャパンハンドラーから先鋒を命じられた時に果してお上になれるかどうか、私には見物です。
>>2
何か根本的間違ってません。
今日の主題では日本人が野蛮なんてことは言ってません。今日のテーマは日本人の隷属根性が論じられてます。
コロナでどうだとかああだとか、全く関係ないことです。
チャイナ肺炎のせいで、今後の世界では、全体主義が見直されるのではないでしょうか。公衆衛生と全体主義の相性は良い。多くの場合でこれは事実だろうと、わたし自身おもいます。ただし、公衆衛生だけで国の在り方を論じていいかは別問題です。
親中派のみなさまが、この論点に果敢に切り込むことを、期待しております。
なお、ハーバート・ノーマンは宣教師(それ自体スパイかもしれない)の息子であり、自身もソ連のスパイでカナダ人。カナダは、国内の英系仏系に端を発して対米関係で苦労しているそうですが、ドイツがポーランドに侵攻した10日後には、自主的に参戦しています。カナダ地域の先住民がそんな参戦を望んだはずもないのに。
いい加減、こういう連中を教師のようにあつかうのはやめましょう。