1:尖閣諸島の領有は、日本、中国、台湾が各々領有を主張し、国際的にみて、どの国の主張が正しいとはみなされていない。
 日本は尖閣諸島を固有の領土と位置付けているが、それは正しくない。
 まず日本の主張を見てみたい。
     1885年:沖縄県を通じて尖閣諸島の現地調査を幾度も実施。無人島であることだけでなく、清国を含むいずれの国にも属していない土地であることを慎重に確認
     日清戦争、1894年(明治27年)725日から1895年(明治28年)417日にかけて日本と清国の間で行われた戦争
     1995年1月14日閣議決定で日本の領土(沖縄県)に編入(先占の法理
 注:※先占の法理とは:どこの国にも属していない場所を先に実効支配した国がその領土を主張できるという、国際法で認められる領有権取得の方法
 この日本の主張で、今日、一番弱いのは国際法上の「先占の法理」である。
 「先占の法