・大坂なおみ選手が、「アスリートの精神状態が無視されている」として記者会見を拒否した。
・これに対して、全仏の主催者が大会規定に違反するとして1万5千ドル(約165万円)の罰金を科し、更に4大大会関係者が、4大会への出場が出来なくなる可能性を示唆した。
・この問題は、「規則があるから守るべきだ」という主催者の考え方と、選手は最高のプレーをすべきであるとの対立でもある。
・日本では規則があるならそれを守るべきだという声が圧倒的に強い。
・かつ記者会見の問題であり、基本的にメディアは批判的である。
しかし、米国のNPR(アメリカの非営利・公共のラジオネットワーク約900の加盟局に番組を配信)は完全に大坂選手を支持しているインタビューを掲載している。
「彼女は完全に正しい。特に有色の選手にひどい質問をしてきている(I think she's absolutely right. we have seen
孫崎享のつぶやき
大坂なおみ選手が、「アスリートの精神状態が無視されている」として記者会見を拒否。これに対し全仏は罰金。更に四大大会からの排除を示唆。マスコミは概して大坂選手を非難。だが米国NPRは「大坂全面的に正しい。過去有色選手に酷い質問」。大阪選手棄権へ。
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コメント
コメントを書く現在は、パンデミックコロナによってオリンピック開催の可否の議論が喧しい。この状況下を無視して論議するのは正しくない。
池江璃花子選手が激しいマスコミ攻勢によって回答に苦しんでいる姿は痛ましかった.大坂選手も同じような質問を受け苦悩にさいなまれた顔をしながら回答した姿が目に焼き付いている。池江選手の時は、高橋氏の「さざ波」と「笑笑」が炎上し、マスコミ攻勢から免れた。大阪選手は今後激しいマスコミ攻勢が予想される中で、極めてまじめな人だけに、回答をどのようにしたらよいか、苦しんだのでしょう。
近代スポーツは、商業主義の上に成り立っている。オリンピックに素人だけでなくプロが参加すれば、選手は「商品」でしかない。見解が割れるような問題では、まじめであればまじめであるほど、回答する前に自己犠牲を強いられてしまう。
質問しては困る質問を選択できるシステムになっていればこのような問題は起こらないが、質問範囲を制限すれば、また、制限するということでマスコミが騒ぎ出すのでしょう。
私は大坂選手を熱烈支持します。
プロテニスプレヤーはコート上で素晴らしい結果を出せばそれでよろしい。コート外の振る舞いが一般の振る舞いと違ってもそれで結構と考えています。
私は大相撲のファンでもあります。白鵬が鋭い「かち上げ」で随分批判されました。この技はルールで認められているのに何故?今も尚、白鵬を表だって擁護しない相撲協会には強い不満を抱かざるを得ないのです。
実は白鵬批判の先鋒は舞の海なんです。彼は「相撲は単なるスポーツじゃない」と言っているのです。言うのはただそれだけ。理屈も何も無い。彼と彼の背景のセンチメントは、モンゴルから来たとても強い白鵬を追い落としたいだけなんじゃないかと私は勘ぐっているのです。もし白鵬が米人だったら、かち上げには舞の海たちは沈黙するんじゃないかな。
私は「スポーツとはルールに基づくバーバリアンの激しい激突だ」と考えているのです。
>>1
オリンピック開催可否の議論に今回の大坂選手の問題がどのような関連するんでしょう?とても興味あります。是非、教えて下さいな。
>>3
あなたは少し報道を見たらどうですか。見たことがなければ、検索すれば見れますよ。
興味があるのであれば、マスコミ報道に関心を持たれたらいかが。
コメントする場合の基本ですよ。
係る事情はよく知らないが、直観的に道理があるのは大坂選手の方だろう。
> 大坂選手は「黒人の命は大切」の主張で先頭を切ってきた。
>「彼女は完全に正しい。特に有色の選手にひどい質問をしてきている」
つまり、テニスと直接関係のない迷惑千万な質問に辟易してのことでないか。
たしか、同様の理由でイチローや中田英寿氏もその手の記者会見やインタビューを排していたと思う。彼等の言い分も尤もだ。
大坂選手の件では、事は組織VS.個人の問題でもあり、双方間で「あるべき姿」が解離している。
会社VS.社員でそうなれば、「辞める自由はあるぞ」で終わりだ。
>「規則がとても時代遅れのものだと強調したかった」
マヤ文明の時代、球技で「勝った」チームの主将が栄誉の証として生贄に捧げられたという。今も大して変わらないのだろう。
「動物園の檻の中の動物は、大人しくハイハイ従ってりゃいいんだよ!」━この植民地主義丸出しの組織に毅然と抵抗した大坂選手。ハイチの血を受け継がれているのは伊達でない。
「勝敗に拘わらず、試合後30分以内に記者会見をしなければ罰金」こんな規約を作っていること自体、上から目線であり、アスリートファーストに逆行している。
しかも、その記者会見も他のスポーツのような「囲み取材」ではなく、スポットライトで照明されたステージに、一人だけ上げられて、記者団の質問の応えなくてはならないという。選手によってはエリート館を満喫できるかもしれないが、大坂選手のように内向的な人には耐えがたい苦痛になるのだろう。
大会関係者は、4大大会から除名などと強気の発言をしているが、大坂選手のようなトップ選手が出なくなれば、大会に対する価値が低下してしまうだろう。
>>5
第一コラムの出だしの趣旨と、第二コラム、第三コラムの関連がよくわからなかったので、何がポイントなのか、又、貴殿の言わんとすることを理解したいと思って、お聞きしただけですよ。
テニスのような退屈なスポーツを人気スポーツたらしめているのは
マスコミのおかげ。
どのスポーツもマスコミ対策は、人気を維持するためにとても気を
つかっている。
それによって大坂さんのみならず多くのテニス選手が恩恵を受けている。
大坂さんの行動は行きすぎではないかなあ。
程度の低い質問には個別の対応をとってもよいとは思うけど。