樋口 陽一氏は憲法の第一人者である。昔「ダンディ」という形容詞があったが、仏製の薄いピンクのジャケットを上品に着こなす。2014年「国民安保法制懇」が発足し、樋口氏がその中核で、メンバーの私も会合でしばしば樋口氏の発言を聞く。彼が2017年「ただの大名衆VS.芸道に生きる者」という随筆を書かれているので紹介する。
●海音寺潮五郎の「茶道太閤記」。両大戦間期「大衆文学」のこの傑作は、戦後「純文学」分野の野上弥生子の名作に先んじて、「秀吉と利休」を対等の人格として造形しました。小説は1940年7月から12月まで東京日日新聞(毎日新聞の前身)紙上に連載されたのですが、社からの強い求めで年内完結を余儀なくされましたログイン前の続き。対中戦争開戦から3年余、真珠湾攻撃1年前という「時局」がそれを強いたのです。
《あの人々は、せんずるところ、ただの大名衆。百年後、二百年後、三百年後、名前の残る人々ではご
孫崎享のつぶやき
随想㊿:利休を描いた海音寺潮五郎著「茶道太閤記」を憲法学者樋口陽一氏が礼賛
この記事の続きを読む
ポイントで購入して読む
※ご購入後のキャンセルはできません。 支払い時期と提供時期はこちら
- ログインしてください
購入に関するご注意
- ニコニコの動作環境を満たした端末でご視聴ください。
- ニコニコチャンネル利用規約に同意の上ご購入ください。
新着記事
- 全国高校駅伝 男子予選会、佐久長聖(長野)が優勝争いの最右翼(毎日)地区予選①大牟田2.03.25、②仙台育英2.04.00③八千代松陰5000m。平均タイム①佐久長聖13.56②仙台育英14.04③学法石川、女子神村学園(鹿児島)、仙台育英(宮城)、大阪薫英女学院の「3強」(毎日) 10時間前
- 『私とスパイの物語』出版の顛末。よく出版できたと思う。ワニブックスの川本悟史氏に心から御礼申し上げます。当初の出版予定社社長より「この本は読者がつきませんよ」。つまり出版しない意思表明。困りました。この本には山上氏に夜殺害を否定する「安倍晋三元首相の殺害問題」が入っている。 1日前
- 欧州経済の終末、停滞、競争力の低下、トランプの難題。大陸は「存亡の危機」に直面。 EUがイノベーションの砂漠になっている。欧州の首都はすでに、税収が減少する中、急増する赤字の抑制に苦戦している。その結果として、極右と左派が体制を攻撃する機会を捉えて政治を急進化させている 2日前
- 米国世論調査、問「コロナワクチンは最も致死性の高いワクチンか」答え米国全体yes27%、民主党支持者yes17%、共和党支持者yes40% 3日前
- ドイツ。ショルツ首相は三党連立政権崩壊後、信任投票を提示し394対207の投票で現政権の解散を可決、困難で不安定な政治の新時代を反映。低迷する経済、インフラの破綻、移民、政治的両極端の台頭、トランプ政権での関税、安全保障問題等の難問。世論調査保守的なキリスト教民主党がリード。 4日前
コメント
コメントを書く>>5
現憲法の不変的価値たる平和主義が自民党の中国との戦争を阻止しています。
現憲法は、生きた屍どころか、生き生きと脈打ち、自民党の好戦性を叱っています。
更には、現憲法は図らずもコロナのさざ波性を自民党に覚知させました。そのさざ波性の覚知から日本人の古代から受け継いだ自然免疫の重要性に認識が至れば、政治としては大成功ですが、それは憲法の課題ではありません。それは日本人の知性と科学精神の問題です。
>>6
確かに、同感です。
英米は古くはアヘンを中国に売りつけ暴利をむさぼりましたが、それが時代にそぐわなくなって、その代わりにデモクラシーを売りつけてます。世界の知性はそのデモクラシーに「FAKE DEMOCRACY」と命名してます。
>>9
民主主義は、その母国イギリスが世界中でおっしゃるような
蛮行をはたらくことをけっして妨げず、むしろ背中を押しました。
他の後発民主主義国もイギリスに習いました。
今のNATO諸国などは、そうした強盗ゴロツキ国家が仕切っています。
民主主義は一般人が政治参加できるからよい、というのはわかります。
しかし、民主主義はその国を「よい国」にはほとんどしないというのも歴史
が教えるところです。
>>7
さざ波性を自民党は覚知しているが、野党の立憲とか共産党は大波といって大騒ぎした。
あなたは間違った認識をしています。表現に、大騒ぎしたのに「非常事態条項」を憲法に入れることを考えていない。
何故、高橋さんの「さざ波」に激しく反応したのだろうか。何故、表現に反応し、本質を問いただそうとしないのだろうか。
わたしの「民主主義観」は政治家を国内政治は有権者が
怖いから紳士的にやるが、国外に対しては獰猛な野蛮人に
する性質がある、ということです。
そして、「主権者」はそれを嬉しがる。
>>12
「なぜかそんな風に考えられるのか、教えてほしい」というあなたの問いかけに
「確かに、同感です」
あなたが回答することになってしまった。
笑ってはいけないのですが、吹き出してしまった。
>>11
チェンジさん、私、さざ波に異論を展開してせんよ。何か勘違いがあるようですね。
私の知見の向上で、最近、日本人は2019年11月ころから翌年二月までの間に中国からやってきていた大勢の旅行客か武漢発弱性新型コロナに感染したという仮説を信じるようになっているのです。
欧米には武漢発かどうか分かりませんが、強性新型コロナが発生し、多くの犠牲者を出して後、再度、今度は日本にその西欧型強性新型コロナがやって来て日本人を襲ったが、既に中国人旅行客からうつされて、免疫が造られていて、被害は大きくならなかったのです。これが2019年から2020年までのコロナ・ストーリです。
2021年以降は、菅政権はワクチンが全てを解決する策に打って出てます。恐怖を売りつけることによって、ワクチン願望を誘引する政策です。
因みにヨーロッパのロックダウンはワクチン接種の為の手段だったというのがヨーロッパの知性の総括ですが、私はその総括は正しいと思っております。
>>13
私へのあてこすりですか。
貴殿の文章は構造的に間違ってません?
米国のオレンジ革命とか、チョコレート革命とか名前を付けてNGOに沢山金を出し、各国の主権を腐敗させることにこの2,30年、米国は熱心ですが、そういう不真面目に、私、憤慨しておりましてね、なしさんの文章に「同感」しました。
何も悪いこと無いと思いますが、何かあれば、教えて下さい。
>>16
別の理屈?何ですか、それ?