A-1ブルムバーグ:事実関係「バイデン氏、米中協議の行き詰まりに不満伝える-習氏と電話会談」
・大統領は習主席との個人的つながり深めることで打開図りたい考え
・「米国の対中政策が時には深刻な問題を引き起こした」と習主席
 バイデン米大統領は米東部時間9日夜、中国の習近平国家主席と電話会談。行き詰まり状態にある米中当局者協議を巡り、中国側に対話への真剣さが見られないことへの不満を伝えた。
 ホワイトハウスは同会談の要約で、「両首脳は広範囲の戦略的な話し合いを持ち、それぞれの利益が一致する分野と、利益と価値、視点が異なる分野について議論した」と説明。「競争が争いに転じることがないよう、両国の責任について意見を交わした」とした。
 バイデン大統領と習主席による電話会談は2回目。米中の対立が一段と強まる中で行われた。米政府高官が会談に先立ち記者団に明らかにしたところでは、このところの米中閣僚級協議で成果が見