ヨルダン川西岸地区、は、パレスチナ国(パレスチナ自治区)の行政区画である。ヨルダン川の西側、ヨルダンとイスラエルの間に存在。地区の面積は5,660km2‘・東京都区部(東京23区)の面積は627.53km 2)。総人口は約380万人(2020年時点)であり、内訳はパレスチナ人が約309万人(81.2%)、ユダヤ人入植者が約71万人(18.8%)。
ヨルダン川西岸のパレスチナ人の間でハマスへの支持が高まる(エコノミスト)
ガザでの戦争が始まって以来、占領下のヨルダン川西岸におけるイスラエルの軍事作戦はより頻繁になり、より強力になった。ハマス攻撃前は襲撃の中心地だった北部の都市ジェニンは、現在毎週のように戦場となっている。
この都市の壁は、イスラエル軍によって殺害された若者の写真で覆われており、その中には英国などによってテロ組織として禁止されているハマスのような武装組織のメンバーも含まれている。
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平和に日常生活をエンジョイしているとき、暗闇の中で、ミサイルを撃ち込んだり、民間人を拉致するなどの行為が許されてよいはずがない。
テロ行為を黙って見過ごすことはできず、攻撃された方は必ず反撃する。反撃者の軍事力が強く、加害者に多くの被害が出てきている。反撃者の行為は過激であり、国際社会が停戦を目指している。
このような時、ガザは徹底的に9割ぐらい破壊されたが、ヨルダン西岸におけるハマス支持は3か月前と比べて3倍以上になっているとの現地報告が、今回の情報である。
イスラエルの現地報告も検討することが必要である。少し調べてみた
①世論調査では、ユダヤ人の4割が軍事作戦ではガザ地区の民間人の苦しみを考慮する必要ないと回答している。
具体的には、少しは考慮する必要があるは41%、ほとんど考慮する必要がないは40%
②ガザ地区に対するイスラエルの攻撃は國際法を順守91.5%と高い支持がある。
③ハマスの壊滅を求める世論が強い。
ハマスに呼応してイエメンのフーシ派が紅海を航行する船舶を攻撃、乗組員を拘束している。
フーシはの船舶攻撃は10隻に及び100以上の無人機やミサイルで攻撃している
日本も先月19日に日本郵船が運航する貨物船が捕獲され、乗組員25人が拘束されている。
安否情報が報道されていない。日本政府は拘束された乗組員に対する解放要求しているかどうか
不明である。
日本政府は中立なのかどうか。紅海での有志連合に入っていない。
はいらなくてもいいが、拘束されている人々の解放に命を懸けるべきでしょう。
何もしないでの中立は無責任のそしりをうけても反論できないでしょう。
何故、ハマスがパレスチナ人の支持を集めるのか、という点に関連するとおもわれるのだが、敵対するイスラエル・シオニスト側の精神或いはイデオロギーに関する興味深い論考がアルジャジーラに掲載されていたので紹介したい。
論考を書いたのは、ヨアヴ・リトヴィンというイスラエル系アメリカ人の精神神経科の医師、作家、写真家とのこと。
この人は、シオニズムは白人至上主義だと言い切っている。「初期のシオニストはヨーロッパのファシズム、白人至上主義、植民地主義、救世主伝道主義の多くの側面を融合し、排他主義と拡張主義の政策を推進するために反ユダヤ主義者、帝国主義者、ファシストと協力してきた長く卑劣な歴史を持っていた。」
この考え方は、実際のところ現にイスラエルにより引き起こされた虐殺、アパルトヘイト政策、ヨルダン川西岸地区への侵略植民地支配に関するイスラエル側の思想的側面をよく説明していると思われる。その意味では、シオニストに支配されたイスラエルは、ある意味で白人至上主義が国是のようになっているのではないか?
シオニズムは人種差別主義、白人至上主義という分析視角により見ると、何故イスラエルはあそこまで、パレスチナ人を虐げる事ができるのか、残念ながら、目からウロコと言おうか、腑に落ちてしまうのである。
逆にいうなら、ハマスの行為を単なるテロと決めつけることは、愚かにも植民地主義と白人至上主義に手を貸す行為と言える。
https://www.aljazeera.com/opinions/2019/1/9/the-zionist-fallacy-of-jewish-supremacy
https://www.aljazeera.com/opinions/2023/12/21/the-anatomy-of-zionist-genocide
「シオニズムを白人至上主義運動として理解することは、ユダヤ教をご都合主義的かつ選択的に同化させることにより、その犯罪的な入植者植民地主義的で大量虐殺的活動を曖昧にし、補強するものためのものでしかないという、より妥当な分析枠組みを生み出す。
それは、資本家、白人至上主義の家父長制によって抑圧されているすべての人々(黒人および褐色人種、イスラム教徒、ユダヤ人、移民、先住民、女性、LGBTQIなど)を1つの反人種差別主義、反植民地主義のキャンプに集め、それを支持する人々に居場所を与える。」
「このように、シオニズムを「ユダヤ人」至上主義ではなく「白人」至上主義として位置づけることは、特にシオニストの入植者植民地主義や白人至上主義一般に反対するすべての人々の間の連合形成を可能にし、強化し、「反ユダヤ主義」という皮肉な非難をロビー活動によって妨害しようとするシオニストの試みを妨げる。 」
イスラエル批判を反白人至上主義や反植民地主義として、意識的に行うことは事態を明晰に捉えた姿勢だと考えている。
というのも、兎角イスラエル批判は反ユダヤ主義と混同されタブー視される傾向が強いだろう。ホロコーストやアウシュビッツという負の歴史の中で、他者からの批判を封殺しうる永遠の絶対的悲劇的主人公のポジションをイスラエル人は得たかのようである。悲劇的主人公の前では同情以外のものは許されないカンジがある。
しかし、白人至上主義はネオナチと親和的であることはいうまでもない。とすると、シオニズムとネオナチは本質的におなじではないか?
そう言えば、少なくともユダヤ人ならネオナチではない、というのは先入観乃至神話にすぎない事例を想起するとよい。
ウクライナのオリガルヒ、コロモイスキーのことである。コロモイスキーはユダヤ系だが、ネオナチで白人至上主義の武装組織アゾフ大隊に資金提供していた。ユダヤ人=反ネオナチというのは余りに単純過ぎる理解だろう。
かつて私はウクライナ応援団の先輩(後期高齢者)に、アゾフ大隊の問題を指摘したところ、「ゼレンスキーはユダヤ人だ。ネオナチと関係あるわけがない!」と意味不明のハナシで一蹴された経験がある。上記の論考による分析視角をもってすれば、この先輩の認識がいかに浅薄か、分かるというものだ。
勿論、ユダヤ人とネオナチは当然異質だ。イスラエルは勝手にイスラエルをユダヤ人と同義にしたがっているようだが、それは違う。
しかし、シオニズムとイスラエルと白人至上主義とネオナチを横一線に並べて、現実に起こっている事態、大虐殺を見ると、明晰に見えてくるものがある。
そして、それはハマスの戦いの意味と理由、パレスチナ民衆の大義を理解する手掛かりになると考えている。
ムスリムとユダヤは不倶戴天ですから恒久和解はありえません。
現在、どうころんでも武力ではパレスチナ人はイスラエル人にはかないません。ですから、ここは忍従して、微笑外交に転じ、とにかく独立を勝ち取ろうじゃないですか。
ベトナムは、ジャングルが覆い、相手がヘロインで腐敗した米軍だったのでゲリラ戦法が通用しました、が、イスラエルを含むパレスチナは砂漠です。実力行使による抵抗運動は損害多大でやめた方がいい。ここは100年後を見据えた戦略で臨むべきです。
いずれ米国は衰退します。米国のインテリゲンチャ―がそう予言しているのです。そうなると高額をかけるイスラエルは維持できなくなるのです。
パレスチア人はとにかく待つことです。待てば、海路の日和あり、ということです。
>>1
拘束されているヒトビトの解放に日本郵船が命を賭ける必要はありません。ましてや日本国政府が。
あの船は日本郵船がチャーターして運航しているだけで当然、国際法に則って処理されるでしょう。拘束した連中も事情が分かれば解放するでしょう。ひところのISISとは根本的に違います。
PressTV 02 December 2023
パレスチナは先住者達のものであり、シオニスト占領者のものではない-ラビ
https://www.presstv.ir/Detail/2023/12/02/715663/palestine-belongs-indigenous-inhabitants-not-zionist-occupiers
PressTV常勤ライター記
ニューヨークを拠点とするユダヤ人活動家は、シオニストが占領する前にパレスチナに存在した平和は、国際社会がシオニスト政権を解体し、占領地の支配権をその先住者達に引き渡すことによってのみ回復できる、と語る。
反シオニスト・ユダヤ人の国際組織であるネトゥレイ・カルタ・インターナショナルのスポークスマンを務めるラビ、ドビッド・フェルドマン氏は、PressTVとのインタビューで、イスラエルの殺戮マシンは国際社会によって阻止されなければならないと語った。
「国際社会は、シオニスト国家を平和的かつ完全に解体し、土地の支配権を先住者達に返還し、彼らの全ての権利を回復するために努力すべきである」と同氏は述べた。
「そうしてこそ、シオニズム以前には存在した歴史的な平和を取り戻すことができるのです」
この著名な活動家は、10月7日以来激化している、包囲されたガザ地区におけるシオニスト政権の「大量虐殺犯罪」を世界の指導者らが止める時が来たと急いで付け加えた。
イスラエル政権の無差別な空爆と地上攻撃により、ガザ地区では過去7週間で、15,000人以上のパレスチナ人(その多くは子供や女性)が殺害された。
二度延長された4日間の一時休戦は、金曜日にイスラエル政権によって再び破られ、西側のユダヤ人を含む世界中の非難を浴びた。
「シオニストが国際法を尊重しないことを知っている以上、世界はパレスチナにおける75年以上の苦しみに終止符を打つために必要な措置を講じる必要がある」とフェルドマン師は強調した。
長く続く危機の解決には、「問題の根本原因」を特定することが必要であり、それは「パレスチナがシオニストたちによって、犯罪と世界への嘘によって占領されてきたことを認識すること」であると語った。
この政権は、パレスチナ人の土地を占領して以来、パレスチナ人に「痛みと苦しみだけ」をもたらしてきたと、この率直な活動家は強調し、「流血と悲劇の絶え間ない連鎖を終わらせるためには、パレスチナをパレスチナ人に返還し、シオニスト運動を停止しなければならない」と付け加えた。
彼が言及しているのは、1917年のバルフォア宣言のことである。バルフォア宣言は西側諸国の発案によるもので、先住者達に相談することなく、ユダヤ人がパレスチナの地で祖国を持てることを約束した。
植民地プロジェクトとみなされたこの宣言は、シオニストの侵略と土地の強制占領に抵抗した先住民パレスチナ人の権利と願望を侵害するものであった。
1948年、シオニスト民兵組織は残忍な民族浄化を実行し、それはナクバまたは大惨事として知られるようになった。 彼らは500以上のパレスチナ人の村、町、都市を破壊し、約15,000人のパレスチナ人を殺害し、約75万人のパレスチナ人を家から追放した。
シオニストは歴史上存在していたパレスチナの78パーセントを占領し、パレスチナ人に残されたのは僅か22パーセントで、それも現在西側が支援するイスラエル政権によって占領され包囲されている。
約230万人のパレスチナ人が住むガザへの新たな攻撃の波は、パレスチナ人を強制退去させるためのものであり、多くのパレスチナ人活動家は「第二のナクバ」の前兆と表現している。
「その懸念は大きく、シオニスト当局者のコメントはそれを示しており、疑念は拭えない」とフェルドマン師は言う。
イスラエル政権は「モラル」を欠いており、「自分たちの国家を持つという目標を達成する―というシオニズムの悪のために、パレスチナ人の命やユダヤ人の命を犠牲にするなど、何でもする」と指摘した。
ニューヨークに本拠を置く このラビは、イスラエルがガザ地区を掃討する意図がある可能性を排除せず、「悪を相手にしている時は、あらゆることが起こり得る」と強調した。