ドローンの登場は戦争の様相を大きく変えた。
確かに、ウクライナで、首都攻撃をするミサイル、ドローンを撃墜している。
更に紅海でイエメンのフーシ派が行う無人機攻撃が同様に撃墜されている。
だが迎撃するパトリオット等は高額だ。
無人機は安い。無人機を撃っていけば、経済的に疲弊するのは防御側だ。その点を突いたのが、「200万ドルのミサイル対2,000ドルの無人機:国防総省はフーシ派攻撃のコストを懸念」である。この論評は多くの場所で引用されている。
A―1
200万ドルのミサイル対2000ドルの無人機:国防総省はフーシ派攻撃のコストを懸念$2M missile vs. a $2,000 drone: Pentagon worried over cost of Houthi attacks(Politico)
「これはすぐに問題になる。なぜなら、最大の利益は…彼らに有利だからだ」と、ある専門家は語った。
紅
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キリストは「救い主」という意味でイエスの苗字じゃない
ガザ北部、機能する病院はないとWHO発表 ➡ 季節がらインフルエンザ大流行、医療なしで死亡者多数。シオニズム・イスラエルの狙い目
現代の戦争の脅威は、多数の兵隊(歩兵)戦力でなく、多数の無人機戦力でしょう。無人機は安価で作れるがミサイルは高価であり、費用対効果の点で採算が合わないのは指摘通りです。
イスラエル、米国、日本などで自衛力強化の観点から強力に開発が進んでいるとみているが、現時点現場で配備迄の段階にはないということでしょう。
高出力アイアンビームの配備であるが、米国とかイスラエルには一部配備されているという報道もあるが、使用された事実はないということである。
日本では、川重が23年に100kwのレーダー装置をトレーラー車両に搭載したシステムを防衛装備庁に納入した。同庁は野外での実験を開始している。現在は技術を磨いている段階であり、、現場配備や運用に至っていない。さらに高出力のレーザービームシステムの研究を進めているようだ。
日本をはじめ米国、イスラエルの現場での使用は1年以内に可能ではないか。さらに極超音速ミサイルに対するレールガンの開発が順調に進み迎撃態勢が安価に行えるようになれば理想的である。ウクライナとイスラエルの「侵略とかテロ攻撃」に対する苦難は西側の兵器開発の高度化を推進する効果も生み出しているのではないか。
紅海の米軍艦が無国籍のドローンにてこずる。反イスラエル勢力はいろいろ考えますね。つい先だってまで、中東のテロと言えば、米スポンサー付きのISISを代表とするケッタイな軍事行動でした。今回は明確に米帝が敵ですから、しかも、安い価格の無国籍ドローンですから米国にしてみればやっかい。イラク駐留の米基地も最近ドローン攻撃で痛い目にあっているらしいのですから、猶更のこと米国にとっては深刻。
80年ほど前、日本の若き特攻隊員が米の航空母艦に体当たり突撃を展開し、日本は大きな犠牲を蒙ったのです。近づくゼロ戦闘機を艦上の小型機関銃が殆どを撃墜したのです。今展開されている中東での戦争では2000ドルを撃墜するのに200万ドルかかるのですから、勝敗は明らかです。
米の中東支配、イスラエルの安全保障はこの無国籍のドローン攻撃で先行きは暗いと言えましょう。
ウクライナでは、5月頃、パトリオットシステムがロシアの攻撃を受け、損傷したという。
https://youtube.com/watch?v=V4sTZ1_9Cn8&si=NS9LadiCGwp0F_C7
https://twitter.com/MarquardtA/status/1658508441134981120
バカバカしいハナシだ。バカ高い上に、大した成果をあげないガラクタを湯水のように与えて莫大な額をドブに捨てている。
「パトリオットは、米国がウクライナに供給した単一兵器システムの中で群を抜いて最も高価です。総コストはおそらく約 11 億ドル(156億円)、システムに 4 億ドル、ミサイルに 6 億 9,000 万ドルです。」
「5万ドルのイラン製無人機シャヘド136に400万ドル(約5億7千万円)のミサイルを撃ち込むことはおそらくできないだろう。」
https://www.csis.org/analysis/patriot-ukraine-what-does-it-mean
しかも、戦争継続のためだから、人命を救うことにもならない。
https://nationalinterest.org/blog/buzz/patriot-missiles-won%E2%80%99t-save-ukraine-206462
「パトリオットは技術的には一流のシステムだが、防空ドクトリンと切り離されては、その効果を十分に発揮することはできない。 」
「パトリオットレーダーシステムを運用するとその位置が明らかになり、ロシアの攻撃の標的になりやすい。」
制空権のないウクライナにおいて、パトリオットシステムの脆さは証明された。
https://www.csis.org/analysis/will-russia-control-skies-over-ukraine
敗北確定のウクライナだが、まだゼレンスキーらは総力戦を掲げてウクライナ国民に動員を呼びかけている。戦争末期の大日本帝国さながらのマンガ的愚かさ。
一方、日本は、と言えば、ウクライナへの提供などで在庫不足に悩むアメリカ帝国から要請を受けて、パトリオットシステムをアメリカ帝国に供給して、戦争の下支えをホイホイ請負った。
西側はどこまで愚かになるのだろう?
>>2
米国と中国が台湾を巡って戦争状態に入ったらドロンなんか使いません。台湾は一挙に解放軍に占拠されます。それでも米国が戦闘を止めなかったら日本と米国を相手とする核戦争に突入します。中東で展開されている戦闘はこの極東では起こりえないのです。あなたみたいな頭の自民党系の人々が予算を拡大してドロンの戦術を妄想し準備するかも知れませんが使い物にならないのは明白です。
>>5
素敵なオピニオンです。B層(自民党員も含めて)は特に熟読すべきです。
PressTV 22 August 2022
IRGC上級司令官:イランは無人機を輸出し、航空宇宙分野で優位に立つ
https://www.presstv.ir/Detail/2022/08/22/687848/IRGC-commander-Brigadier-General-Amir-Ali-Hajizadeh-military-drones--
イスラム革命防衛隊(IRGC)の上級司令官は、イランは世界で軍事用無人機の輸出国になり、航空宇宙分野で優位に立っていると述べた-
IRGCの航空宇宙部門の司令官であるアミール=アリ・ハジザデ准将は、月曜日の式典で、イランの軍事・防空能力の著しい成長と急速な進歩を称賛しながら、このように発言した。
「軍事分野では、過去には今日のような能力はなかった。昔は有刺鉄線を輸入していたが、今は無人機を輸出している。間違いなく、この道は知識ベースの部門、大学、アカデミック・エリートとの関係を確立することによって発展してきた」とハジザデ氏は語った。
「航空宇宙部門では、当初、障害を克服できるように研究部門に投資し、その結果、イランは航空宇宙産業で優位に立つことができた。西側諸国が(2015年の核合意の復活に関する)交渉で優先するのは、我々の無人機とミサイルの力を制限することだと何度も言っていた」と彼は付け加えた。
4月、IRGCの新しい戦闘用無人機「ガザ」が飛行テストに合格し、本格運用を開始した。この無人航空機は翼幅21メートル、離陸質量3,100キログラムで、500キログラムの積載が可能だ。
IRGCは前月、敵の防衛システムを攻撃することに特化した、Me'raj 504と名付けられた新型の神風ドローンの一つを発表した。この無人航空機はIRGCの地上部隊が設計・製造したもので、2.5kgの爆発物を100km以上運ぶことができる。
イスラム共和国の軍事教義では、自国の武力は専ら防衛を目的とするものであり、他国への脅威にはならないとされている。
イランの軍事専門家と技術者たちは近年、広範な国産装備の製造に大きく前進し、軍隊は兵器分野で自給自足している。
イラン政府高官は、イランはミサイルやドローンを含む軍事力を強化することをためらわないと繰り返し強調しており、これらは全て防衛のためのものであり、イランの防衛力は決して交渉の対象にはならない。
イスラム革命指導者ハメネイ師は、イランの防衛能力を維持し、高める努力を繰り返し呼びかけ、イランの防衛計画に異論を唱える敵に反撃している。