英国テレグラフ紙「フーシ派が米海軍を破った(The Houthis have defeated the US Navy)
「繁栄ガーディアン作戦(OPG―Operation Prosperity Guardian)」は、紅海南部を通過する商船に対するフーシ派の攻撃に対抗して2023年12月に設立された。その目的は、フーシ派によるさらなる攻撃を阻止するとともに、リスクとそれに伴う保険費用の理由から喜望峰を巡る長い航路をすでに取り始めている海運会社を安心させる統一された国際戦線を提供することであった。
問題は、それが機能しなかったこと。フーシ派はひるむことなく、イスラエルとのつながりが最も希薄な船からイランの穀物運搬船、ロシアの闇艦隊の給油業者に至るまで、ありとあらゆるものに銃弾を撃ち続けた。比較的少ない労力と資金で、彼らは「地元の影響力の向上」と「国際輸送への挑戦」という望ましい最終状態をほぼ
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今日再び孫さんの記事を見ました。やっぱりNHKや日経や赤旗にはない喉の渇きを潤し、スカッとします。この間田中宇さんの記事だけ有料の情報でした。田中宇さんは8月は5本でした。孫さんはほぼ日刊でありがたいです。
今年は猛暑、倒れないようにお気をつけてください。
米国指揮体制のプロスペリティ・ガーディアン作戦からフランス、スペイン、イタリアなどが撤退した。
NATOが主体となって環境危機を回避するため海軍部隊アスピデスが紅海南部のの守護を担っている。
また、英国ミサイル駆逐艦ダイヤモンドは補給とメンテナンスの為紅海を離れ、フリゲート艦リッチモンドが任務に就いており、ギリシャ船籍スニオンがフーシの攻撃を受け損傷場所から石油が流出していることを発表した。
米国軍の弱体というより指揮官バイデンの弱腰が、NATOのフランス、スペイン、イタリアを離脱させたのか、離脱理由が分からない。何故米国主体の体制に齟齬が出たのかが非常に重要であるが、ロイター、CNNの記事を見ても一切触れていない。孫崎さんの記事でも分からない。
フーシ派は紅海を制圧した。そして、ヒズボラはイスラエルに対して「敗北と失敗」を与え、「抑止力」を確保したという。以下の記事は8月25日早朝のヒズボラによる大規模なイスラエルに対する反撃に関しての評価だ。
https://www.raialyoum.com/did-hezbollahs-attack-undermine-israels-assassination-approach/
-------引用ここから-------
昨日早朝、イスラエル領内、特にテルアビブ中心部で「ヒズボラ」がミサイルとドローンで反撃したことは、レバノン、パレスチナ、イエメンの抵抗組織のリーダーを殺害するイスラエルの作戦が、迅速かつ効果的な対応を受けることを意味しており、意義深い。さらに、これらの作戦には多大なコストがかかるようになった。
(中略)
イスラエルは、ますます増え続ける敗北や失敗を捏造や偽造で隠そうとしているが、抵抗グループが正確な反撃を通じて現場でそれらを暴露しているため、もはや効果がない。
-------引用ここまで-------
アメリカ帝国ら西欧文明による巨大な欺瞞や不正義はいつ終わるのだろうか?ルールによる秩序だの、国際法だの、西欧の都合でいくらでもねじ曲げて、虐殺殺戮を正当化する屁理屈には心底ウンザリしている。だが、私にはネタニヤフやブリンケンの顔を見るのがイヤでTVチャンネルを変えるくらいの「抵抗」しかできない。Moon of Alabamaは現状を次のように素描している。
-------引用ここから-------
ガザ地区では、植民地軍が200万人以上の生き残ったパレスチナ人を15平方キロメートル未満の地域に追いやった。彼らは爆撃を続けている。その向こうにある建物はすべて破壊された。明らかにその目的は、全住民をエジプトのシナイ砂漠に追いやり、彼らの土地を不法入植者に与えることである。
同様のプロジェクトが現在ヨルダン川西岸でも開始されている。シオニストはヨルダン川西岸を破壊し、パレスチナ住民を川の向こうのヨルダンに追い出す計画だ。
パレスチナ人が頼りにできる支援はほとんどない。「西側」世界はシオニスト国家を全力で支援している。米国、ドイツ、その他の国々は、武器や弾薬を絶えず供給している。アラブ世界は、ほとんど沈黙している。トルコは、イラクのクルド人地域から盗んだ石油をシオニスト国家に供給している。エジプトは、イスラエルへの輸入の中継地になることで、イスラエルとの経済関係を拡大している。
-------引用ここまで-------
イスラエルに神罰が下ることを願っていることが時々ある。
私は、今、英国人で米国で活動中の無政府主義者且つ人類学者のデーヴィッド・グラバー氏が指導する資本主義体制への抗議の方法論を熱烈愛読いたしております。その抗議の中でも「オッキュパイ・ウオール街」はニューヨーク市民の啓蒙に寄与してます。強靭な米資本主義ですから、激しい抗議を受けても、残念ながら、びくともしないのが歯がゆいですが。
元々、砂漠のアラブ社会はオスマン帝国時代を通じてベドウイン族を主流とする無政府状態が長く続きその後英米が作った諸国家は人工的な急ごしらえで国民国家を形成するに至ってないのです。そんな中で育ったフーシー派は無政府主義者の集団ではないでしょうか。無政府主義者のグラバーに心酔する私はフーシー派にシンパシーを抱くのです。
>>2
アラビア砂漠とイラクを征服し大イスラエルを作り上げるユダヤの八紘一宇が大日本帝国のそれが滅んだように消えつつあるのを西欧と米国が認知し始めたのではないでしょうか。