• このエントリーをはてなブックマークに追加
自民党に投票する傾向があった若年層に変化。30代以下だけで試算した「若年層だけの選挙」(仮定)の結果は今回選挙の試算:自公は149.5議席(465議席のうち)、2021年選挙の試算:自公は316.5議席(今回は半分以下)。産経も自民の支持率は18歳~20代12・5%。
閉じる
閉じる

新しい記事を投稿しました。シェアして読者に伝えましょう

×

自民党に投票する傾向があった若年層に変化。30代以下だけで試算した「若年層だけの選挙」(仮定)の結果は今回選挙の試算:自公は149.5議席(465議席のうち)、2021年選挙の試算:自公は316.5議席(今回は半分以下)。産経も自民の支持率は18歳~20代12・5%。

2024-11-05 06:46
  • 3

 長く、若年層の自民党支持が続いていた。
 私はこうした現象を、①中・高校と教科書的教育(政府の考える思想を唯一の正義と教え、それを受容する若者を育ててきたこと)、②政治を語ることは仲間の共通感覚から離れるという風潮を作ってきたことなどに起因するとみていた。
 世界的にみると、社会の不正義に反発するのは大体若者である。例えばガザ戦争で、米国の学生は100以上の大学でイスラエル時事に反対運動を展開した。日本でも1960年の安保闘争の中心になったのが学生であった。
 だが長らく自民党支持の週真に若い世代がいた。
 裏金問題を契機に自民党批判の勢力になった。多分これは今後の政治に大きい影響を与えるであろう。
A-1 自民支持率、18歳~20代は125% 「政治とカネ」になお強い不信感 産経・FNN合同世論調査
産経新聞社とFNNの合同世論調査では、18歳~20代で石破内閣を「支持する」と答えたのは320

この記事は有料です。記事を購読すると、続きをお読みいただけます。
入会して購読

チャンネルに入会して、購読者になれば入会月以降の記事が読めます。

入会者特典:当月に発行された記事はチャンネル月額会員限定です。

ブログイメージ
孫崎享のつぶやき
更新頻度: 不定期
最終更新日:2024-11-05 07:04
チャンネル月額: ¥110 (税込)

チャンネルに入会して購読

ニコニコポイントで購入

当月に発行された記事はチャンネル月額会員限定です。

コメント コメントを書く

年代別投票分析は、今回の選挙の実態把握が不可欠なのでしょう。
石破氏が選ばれたのは、国会議員の10名ぐらいの差が大勢を決めたかなりきわどい差であった。
対米中に対する従属姿勢と日本自立に対する両陣営議員の考え方が逼迫したということである。
選挙は、裏金を口実にして旧安倍派議員の公認と比例を認めない執行部の姿勢は、自民党の盛衰より己の権力を守ろうとする姿勢が如実に出た選挙であり、選挙が始まる前から自民党の退廃は明確であった。
問題は大敗の程度であるが、自公過半数の数字を掲げながら石破氏は居座っている。幹事長が責任を取れば石破政権は維持できず瓦解するので、とんずらは小泉一人になっている。
自民党の比例票500万ほど他党に逃げているがほとんどは国民に言っているのではないかと見ている。
国民に行ったのは岩盤自民の票がメインであることははっきりしている。
若者がどのように移動したかの分析が今回の数字であるが、今回の選挙の帰趨を決めたのは、石破氏の権力維持にかけた無分別の自民党崩壊行動が関わっており、どのように理解したらよいか非常に迷う。マスコミのように若者の自民離れと単純に見るのは難しい。

No.1 5時間前

>>1
貴方の見解は西側社会が人類最高の社会であり、その世界が永久に続いて欲しいという願望が、根底にあります。
だからいつも賛成できません。
しかし今回はそういう見方もあると思っています。
孫さんの見解が合っているかもしれません。
今は朝忙しくて、これで終わります。午後時間があればまたコメントします。

No.2 4時間前

今回の自民党大敗の原因は自民党の腐敗堕落に尽きると考えている。モリカケ問題、不祥事、逮捕者、裏金。あまりにも庶民を無視した、政官財癒着の寡頭政治に対して、一般庶民が嫌気がさして、ノーを突きつけた形だろう。その意味では、若者の政治意識が先鋭化して、政治革新に目覚めたとまでは言えないのではなかろうか?

若者から支持を集めた政党、国民民主党というのも、保守傾向による一つの選択肢として消去法的に選ばれたのではなかろうか?

70年安保闘争以降、若者達の政治主張離れは著しい。セクトの内ゲバや連赤事件等、政治的原理主義による犯罪を含む過激な政治闘争が嫌悪されたことも大きいと思われる。ソ連邦崩壊により共産主義とか社会主義に対するイデオロギー的魅力も薄れた。今や大学でマル経を講じる教員は絶滅してはいないだろうか?

その意味では、体制選択という解りやすい対立軸が消え、グローバル資本主義の世界における修正主義の選択のようなチマチマした改良主義的選択肢しかなくなった。国内においては、実質的には大問題はなくなり、細かな争点の濃淡がある程度の、争点なき時代になって久しいと受け止めている。

ただ、繰り返し何度も書いていることだが、私自身は、日本の外部環境は激変していると考えている。アメリカ帝国や西側の衰退やBRICS等グローバルサウスの台頭である。この意味では、日米安保体制のあり方やアメリカ帝国の属国化の是非は、私自身は大問題だと受け止めている。しかし、若者も含めて、日本はB層ばかりなので、大問題は存在しないだろう。

ともかく、冷戦が終わり、イデオロギー対立の終わった今、若年層の保守化はある意味必然の流れではないだろうか?「現状容認」傾向の上で、よりクリーンな政治を若者達を含む庶民は求めている。そして、その方向性は正しい。

若者達の自公政権の腐敗堕落を正すための自公離れも正しい選択である。だから、肯定的に評価したい。

問題は、自公政権の腐敗堕落をキチンと認めず、裏金問題は大したことない等と嘯き、小沢氏の陸山会事件のほうが問題だとか、ハナシをすり替える自民党支持層だろう。こういう連中ばかりになると、政治は劣化するばかりである。

No.3 14分前
コメントを書く
コメントをするにはログインして下さい。