自民党は20日、参院選公約を発表した。
 TPPについては、多くの国民は自民党は「TPP反対」と思って投票した。特に農村部ではその動きが顕著だった。
 しかし、公約をみれば決して、TPPに反対と言っていない。
「聖域なき関税撤廃」を前提とする限りTPP交渉参加に反対。
 「“聖域なき関税撤廃”」を前提とする限り』と、「TPP交渉参加に反対」の2段構成になっている。
 自民党の候補者は「TPP交渉参加に反対」を大きく叫んだ。そして小さな声で、「“聖域なき関税撤廃”」を前提とする限り』を述べた。もし交渉にあたって、「交渉しないわけでない」という言質をとれば、「TPP交渉参加に賛成」と言っている。
 国民はこういう詭弁には弱い。
 官僚や一部小賢しい政治家がこういう詭弁に長けている。
 そして今や、自民党はTPP参加にまっしぐらである。
 そして今度も同じ手口を使っている。
TPPは守るべきものは守り、攻めるも