1:韓国において、大統領弾劾が成立した。
さかのぼってみると、ユン大統領が「非常戒厳宣布」を行ったのは12月3日午後10時ごろで4ある。
何故「非常戒厳宣布」を行ったかには様々な理由があろう。
重要なポイントは、外国の行動によって、「非常戒厳宣布」がなされたわけではないという点である。
この背景をロシア人学者は次の様に分析した。
「突然起こったわけではない。
問題は2022年の韓国大統領選挙に遡る。当時、元検事総長のユン・ソクヨル氏は、当時の韓国大統領ムン・ジェイン氏との対立の後、保守陣営に鞍替えしていた(ユン氏はそれ以前に保守系大統領2人を起訴していたにもかかわらず)、当選した。大統領選挙では0.73%の差で、韓国史上前例のない僅差だった。
野党「共に民主党」が国会議席の半分強から3分の2未満の適格過半数を握っていたため、尹氏は当初から困難に直面していた。
この力関係により、韓国民主党は大統
孫崎享のつぶやき
韓国社会、民主主義国家として権力の恣意性に対する抵抗力証明。日本にあるか。韓国議会、尹大統領への2回目弾劾訴追案を採決し議案可決。今後は憲法裁判所が180日以内に、弾劾の妥当性を判断。憲法裁判所が大統領の罷免を認めれば60日以内に大統領選挙。
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コメント
コメントを書く西欧と中東の難しい地域と違う極東アジア(日本、朝鮮半島、中国)は先に解決すると、私は考えています。トランプと北朝鮮に期待と希望持つ。韓国と日本はアメリカの命令に聞くだけ。一夜で変わる。
私の周りの日本にいる朝鮮人も固唾います。
1960年日本は安保条約反対に私も若者の中でいました。朝鮮には李承晩、朴正煕 反動独裁の時代。歴史は60年がすぐに進んでおり、嬉しい。
NHKの記事に注目がありました。
1回目の議案にあった『ユン大統領が「日本中心の奇異な外交政策に固執した」などと』する記述は、2回目の議案には入りませんでした。
私は次の見解を持っています。2回に大統領弾劾が成立した。アメリカ、日本が弾劾に賛成もしくは棄権にできる、下地を作ってくれた。
>>4
その後毎日新聞で更に詳しい記事をあった。これが一番削除されたました。
「価値外交という美名のもとで地政学的バランスを度外視し、朝中露を敵対視し、日本中心の奇異な外交政策に固執し、東北アジアにおいて孤立を招き、戦争の危機を触発した」
この韓国の政変は、西側政治、西側が標榜する“自由民主主義“の行き詰まりの一環ではないか、と考えている。つまり、欧州でのEUエリート支配の凋落=“右派“政党の台頭、アメリカ帝国におけるトランプ政権2.0の誕生という潮流に続くものではないか?
尹政権は日米協調路線であった。特に現バイデン政権はグローバリスト、DSの傀儡と見られている。ここで、アメリカ帝国単独覇権主義をグローバリズムと定義する。その論理と行動は、自由民主主義を僭称しながら、その実、戦争輸出や「カラー革命」をしかけて、世界をグローバルな「リベラル全体主義」に統一しようする。そして勢力の系譜、それが尹政権と見ることが出きるのではないか?
実際、野党を北朝鮮との共謀勢力と非難し、民主主義を実現するために戒厳令を発した尹政権は、まさにグローバリズムによる「リベラル全体主義」そのものではなかったか?
しかも、戒厳令発令にあたって、北朝鮮からの攻撃を口実にしようとしていたという説がある。まさに戦争を道具にしながら、戒厳令という文字通りの全体主義を貫徹しようとした。
https://x.com/BluRoofPolitics/status/1866502719584039331?t=gV_Bu5OwO-yeuoRevP9UcQ&s=19
次期トランプ政権は北朝鮮との和解も期待される。尹政権が崩壊した今、韓国野党は北朝鮮との関係を重視する立場という。韓国の政治的潮流は北朝鮮との緊張緩和に向かうのではないか?期待したい。
日本は、未だに徴用工問題や慰安婦問題等、戦争責任の問題のみから韓国との関係を見るという視野狭窄に陥っていないか?その点では、確かに尹政権は、日本に都合がよい政権だった。しかし、今や戦後80年になるのである。日本は戦争責任を忘れるべきではないが、戦争責任問題の解決はあくまで交渉や政治的解決をするほかない。
最大の課題は、朝鮮半島の緊張緩和である。今、そのチャンスが来ているのではないか?日本もその潮流に乗るべきではないか?
中国政府は12日、尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領が辞任を拒否する国民向け談話で、中国人によるスパイ容疑事件などを取り上げたことに対し、「正常な経済・貿易協力に泥を塗ることだ」として強く反発した。
https://japan.hani.co.kr/arti/international/51893.html
>>6
同意。
困っている日本の今まで人たちのコメントは悲しいなぁ・・・