2009年私は民主党に期待した。衆議院選挙においては民主党に投票した。腐敗した自民党に代わって、新しい日本を創ってくれるのでないかと期待した。
民主党政権の下、多くの民主党議員と知り合った。どの政党よりも民主党議員との接触が多かった。
しかし、私は民主党はもう終わった政党であると思う。
何を行うかが全く分からない政党になった。
前原派を率い、強い影響力を持つ前原氏は、政策的に自民党と何ら変わりはない。自民党以上に自民党的政策を行った野田首相もいる。
他方リベラルを志向する議員もいる。
脱原発、TPP参加、日米安全保障問題、増税等自民党の政策と基本的に変わりがない。しかし、表向きは何となくリベラル色を出そうとする。リベラル的かと思って投票すれば裏切られる。自民党と同じ政策をするなら、何も民主党に投票する必要がない。自民党に投票すればよい。
民主党は自分で自分の
コメント
コメントを書く全くその通りです。
なぜ、自民党と一緒にならないのか。
というより、もともと民主党は鳩山、小沢をはじめとする保守政党の出身者と市民運動派の菅や社会党出身者が政権をとり得る政党の結成を目指して融合することにより誕生したものである。その誕生において小沢という政党政治の手品師を必要としたことが、民主党の内部分裂の原点でもあったことは否めない。孫崎氏のように小沢を米国内の一部の勢力の逆鱗にふれたために不当に弾圧され、濡れ衣を負ったと見るのは、やや妄想に近い。大した原資をも持たず、起業も投資もせずして、ただ政治家を何十年かやっただけで、かなりな資産ができたと言うのは、政治家としての立場を利用して資産を増やしたという不正行為以外にいかなる説明もあり得ない。その剛腕に目をくらまされている輿石以下の小沢教徒はいまでも亡霊のように民主党の内外に出没し、民主党の存在をさらに不明にしている。いまの民主党は、菅に裏切られたと言って公の場で涙を見せたような草食系軟弱お坊ちゃんリーダーの下では、とてもどうにもならない。党が潰れれば、政治というゲームのプロと自任している小沢が喜ぶだけだろう。日本の政治が自民党の独壇場となれば、昭和初期の軍部独裁の頃に近付く恐れがある。
東京選挙区で、鈴木寛氏に一本化した時点で、民主党の大敗が決定した。
自民党に対抗したいのなら、脱原発の大河原候補にすべきだった。
原発推進も、脱原発派もいる。9条改憲派もいれば平和主義者もいる。こんなものは烏合の衆に過ぎず、政党とはいえない。
小沢は角栄の一番弟子。角栄が日本独自のウラン燃料を求めて米離反行為に出た途端、ロッキードで潰された。小沢も然りで国会議員の大デレゲーションで中国詣をしている途端にゼネコンマネーに拘わったかのような司直による弾圧開始。
日本はペリー然り、マッカーサー然り、今回のアメリカスタンダードのTPP然り。対米従属という歴史的な宿痾を持って居る。この基軸を見逃すと政治家浮沈論を見間違える。
「慰安婦」利用を沖縄米軍に提案した橋下大阪市長は、米の「良心」の琴線に触れた。たぶん橋下(首相)に明日は無いと考えた方が自然だ。米の隠然たる力を過小評価することは、日本の政治を展望する上で大きな間違いである。
おっしゃるとおりだと思います。トロイカ体制で船出した民主党は、船出時の船長をすべて失った。民主党の行方はまったく定まらない。それどころか、極めて危険な匂いさえ感じる。