11日、 鳩山元首相が理事長を務める東アジア共同体研究所はシンポジウム「終わらない〈占領〉」を2日、宜野湾市の沖縄国際大学で開いた。ここで、孫崎元外務省国際情報局長、川内前民主党衆院議員、前泊沖国大教授、大田元県知事、伊波宜野湾市長らが登壇した。
ここで最大の焦点は2010年、普天間米軍基地の「最低でも県外移転」との主張から「辺野古移転容認」への発言に切り替えた羽出山発言をどう位置付けるかが最大の焦点であった。
会場は沖縄国際大学で約300名位しか入れない会場であったが、百人以上が立ち見で聞き、さらには場外で拡声器の放送に多数のひとが聞き入る状況だった。
発言時、新崎元沖縄大学長、前泊沖縄国際大教授が、鳩山氏の変容を厳しく批判したが、大田昌秀元県知事は鳩山氏の支持する発言を行い、会場もほとんどが鳩山氏の主張を支持する態度を見せた。
ここで興味あるのは、「
コメント
コメントを書く日本の前線防波堤基地が何故沖縄でなければならないか。其処に重大重要な問題が隠されていると見るべきでしょう。
米国の根本的な日本防衛は本土であるが、本土を主要基地にした場合、日本国内の反安保闘争は大きな広がりを見せることははっきりしており、日本の米国から離脱が国民の中に広がることは、充分予想できる。沖縄に主要基地をおけば、本土に反安保、米国依存からの脱却などの声が大きくならないと、日本人の体質を見越した上での、沖縄基地であると見るべきでしょう。米国がそんな戦略を米国自身が考えることはなく、日本の知恵者が米国の助言者になっていると見られる。
日本本土の国民が真剣に沖縄のことを考えているかどうかを、沖縄の人々は見切っているのでしょう。見切っているから、鳩山氏を支持する人が多いのです。沖縄の人たちに我々本土の人間が心を寄せることがなければ、同じ民族とはいえないといっても過言ではない。
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中国はかなりあからさまに沖縄は文化的に中国に近く、釣魚島だけでなく沖縄までは台湾に所属し、従って中国に所属すべきものと言ってます。沖縄人の中にそれに同調する人がいるのかどうか知りませんが、もし、沖縄人の大多数が宗主国として日本の替りに中国を選ぶなら、彼らはその様に行動するでしょう。もし、そうなれば、鳩山氏はさらに1つの政治的テーマを失うことになるでしょうが、鳩山氏はどう見ても政治家としてはもう終わったひとだからどうってことはないですね。しかし、米国がかれらの血を流して取得した沖縄を容易に手放すことはあり得ないでしょう。中国としても、沖縄の取得は米国と核戦争すら厭わない全面戦争を覚悟しない以上、当分、無理でしょうから、沖縄の日本からの分離は当分あり得ないでしょう。あり得ないことをあたかもあり得るかのように論じるのは情緒てきであり、馬鹿げています。簡単にいえば、日本が米国に対して要求できないことを沖縄は要求できません。当然、それを沖縄人は知っているし、だからそれを悲哀感とあきらめを持って情緒的な人間に訴えるだけなのですよ。
>>1
「沖縄に主要基地をおけば、本土に反安保、米国依存からの脱却などの声が大きくならないと、日本人の体質を見越した上での、沖縄基地であると見るべきでしょう」という分析は間違いでしょう。
1945年に日本の防衛軍を破って沖縄を取得した米国は、マリアナ群島の基地からB29爆撃機を飛ばして日本本土の爆撃を行い、ほぼ日本全国の主要爆撃目標を叩きのめしていました。次のステージとしては日本本土への上陸作戦が計画されており、その兵站基地としては新たに取得した沖縄が最適であることは明らかであり、直ちにその準備を始め、それが現在の沖縄基地の基礎となったのでしょう。米軍の方針は彼ら自身が彼らの必要に応じて立てているはずであり、「日本の知恵者が米国の助言者になっている」なんて馬鹿げたことはあり得るはずがありません。