1月15日NEWS ポストセブンは下記配信を行った。 私と天木直人しとの対談の一部紹介である。
現在、靖国参拝などをめぐり安倍晋三政権が置かれている危機的な国際情況を、日本人は分かっているのか──。外務省OBの孫崎享氏(元外務省国際情報局長)、天木直人氏(元外務省駐レバノン大使)の2人が緊急対談した。
孫崎:先日、鳩山(由紀夫)元首相に会ったんですが、鳩山氏は年末にルース前駐日大使と会談して、こんな話を聞いたというんです。「日本では靖国参拝についてアメリカが何も警告していないと受けとられているが、決してそんなことはない。我々はダメだと何度も言ってきている」と。ルースは怒りに満ちた話しぶりだったそうです。
昨年10月にヘーゲル(米国防長官)とケリー(米国務長官)が来日したときに、靖国でなく千鳥ケ淵の戦没者墓苑に行っていますが、これも「靖国に行くな」という明確なメッセージでした。
コメント
コメントを書くオバマ大統領の立ち居地を考えれば、ご投稿が明確になります。
現在、自民党の国会議員が米国に出かけているが、現役でなく元米国政府の要職に在った人々である。
マスコミがいかにも米国の了解が得られたような記事を出しているが、おかしくなってしまう。靖国神社参拝を、米国が快く思っていないことは当たり前であるが、政府、マスコミは理解を得られたような錯覚に陥っているようである。錯覚に落ちなければ、正当性が維持できないのである。
① 日本は、敗戦国である
② 東京裁判で重要犯罪人を断罪処理したのである
この二つの事実は、正しい間違いを超えた戦勝国の権利であり、靖国神社参拝を中国、韓国のように声高に反論しないが、米国、ロシア、EUなど戦勝国は認めていないのです。敗戦国のドイツでさえ批判しているのです。
日本は、政府だけでなく、国民の多数も靖国神社参拝を当然のことと考えている。ここに日本という国の異常性があり、国際社会から心から信用されない。信用といえば、韓国との問題は外交の常識を超えている。河野、村山談話、アジア基金などで従軍慰安婦の問題を解決したと思ったら、安倍政権は、今までの外交処理を無視してしまった。このような野蛮な外交しか出来ないと、国際的に馬鹿にされてしまう。安倍総理が涙ぐましく思われるような、小国にお金をバラマクことで歓心を得ようとするのなどは、下の下外交といえます。世界の孤児の道をを進んでいるのに、国民も分かっていないのは、目隠しマスコミの責任が極めて大きい。なんでも権力にべったりでは、マスコミでなく、政府広報機関に過ぎないとみなされるのではないか。
コメントでなく、孫崎さんに質問です。
米国はなぜ、安部の靖国参拝を批判するのでしょうか。真意は何でしょうか。
教えていただければ、幸です。