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こんにちは。社会科学書担当の鈴成こと成田すずです。
昨日は那覇市内のホテルにて「東アジア共同体研究所 琉球・沖縄センター開設記念シンポジウム」という大きなイベントがあり話題となりました。
会場でも販売しておりました登壇者各氏の書籍は、さらにタイトル数を加えて当店2階社会科学書コーナーに展開しております。
会場販売時の混雑によりお買い求めになれなかったお客さまに心よりお詫び申し上げるとともに、ご来店いただきました際には改めてこちらのコーナーで、ごゆっくりご覧いただければ幸いです。
その中から本日は、孫崎享さんの最新刊をピックアップ(今さらですが4月の発売からもう100冊以上も売れている超話題書です)。
おすすめです。私自身も1回読み終わって、いま2回目の終わりのほうです。
大反響を呼んだ「戦後史の正体」から2年、この
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発売と同時に注文し購入した。内容は常に孫崎さんが折に触れて話をされていることをまとめて、一冊の本にされたものと言えます。孫崎さんは、後輩の多くの外交官に読んでほしい本ではないか。領土問題は、戦争で白黒をつけない限り決着することはない。戦争を回避しようとすれば、対話による話し合いによる解決しかありません。対話と話し合いでは、一方的勝利はないのです。一方的解決なき解決を求めれば、「棚上げ」しかありません。「棚上げ」以外の解決方法があれば、相手に提起することが必要ですが、この努力をしないということは、対話する意思がないと見られても致し方ない。管理しているほうが、何らかの方策を見出さない限り、将来いつまでも続くのでしょう。
五木寛之は大阪と加賀に日本初の共和国が成立したが織田信長により弾圧を受け潰されたとどこかで書いていましたが、私はその加賀に育ったリベラルな西京寺に共鳴し熟読しました。ただね、奈緒子さんをチェーホフのアリアドナと同一視するのは奈緒子さんが可哀想だと思いました。勿論、孫崎さんの冗談でしょうけど。