私達は日本には3権分立があり、裁判所は行政機関から独立していると学んできた。はたしてそうか。
先般、参議院寺院会館での集会で集団的自衛権関係の話をした。
質疑応答の時に、今坂田内閣法制局元長官が「「集団的自衛権を行使できるようにするなら、十分に国民的な議論を尽くした上で、憲法改正で国民の意見を集約し、国民の覚悟を求める手続きが必要だ。憲法解釈と言う。極めて安易な手段による日本の針路の偏向に異を唱える。憲法九条の解釈は60年にわたって政府自らが言い続け、国会でも議論を積み重ねてきた。国民にもそれなりに定着している。一政権の手で軽々に変更することは立憲主義の否定であり、法治国家の根幹を揺るがすものだ」と発言されていることに関連し、「最高裁は集団的自衛権の違憲判決を出すか」との問いがあった。私は「違憲判決出さないだろう」と答えた。会場に江田五月議員が参加されておいでで発言された。
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全く同感です。
最近のマスコミは完全に政府にコントロールされていますよね。
朝鮮総連ビルの問題は、私も裁判所が安倍の意向に迎合したと直感しました。
安倍のお坊っちゃんの火遊びに大変な危険を感じています。
孫崎先生のご活躍を祈念しています。
憲法上の三権分立と言っても、人間のすることであり、行政、国会、司法の在り方は、当然相互関係無視ということはなく、影響を受けるでしょう。問題は、行政、国会、司法の当事者が民意をどのように汲み上げているか、事案に対する利害対象者の意向を優先することがないかどうかが、問われるのではないか。
今回の場合は、普通の感覚であれば、淡々と法に則って処理すべきであるが、北朝鮮と日本の利害が一致し、今回の交渉が成立したとすると、拉致被害の問題だけでなく、その他の問題でも利害が一致した点があると見るべきなのでしょう。他の4か国の思惑は様々であるが、核開発は絶対容認できないことで一致しており、北朝鮮との個別の話し合いが進んでも先行することはできない。今後の両国関係の発展を期待し、北朝鮮の誠意が見られたから、判決を見直したとも考えられるが、その間の事情は藪の中で分からない。
先日の日朝会談の結果から、家族や友人に、こうなることを断言していました。
かつての立川基地裁判以後、最高裁は完全に行政の一環になってしまいました。
その原因は、最高裁判所長官が、総理大臣から任命されるからです。自分を任命してくれた総理の行動を、有罪とする判決が出せるはずはないのです。
自分を任命してくれた総理の行動を有罪とする判決が出せるはずはない。
そんなことはない。出せる。
出すひとはいくらもいる。
ただそういうひとは選ばれない。
出世するということは茶坊主であるということです。
茶坊主だからえらくなれるのです。
出せないのではなく、出す人ではないということです。
原発裁判で立派な判決を書いたあの裁判官が出世して
最高裁に行くことはけっしてない。
大学で長年、「法学」の授業を担当してきました。「司法権の独立」の象徴的な事例として、毎年、大津事件(明治24年)(裁判長児島惟謙)について講じてきました。しかし、例の砂川事件における田中耕太郎長官の行動を知って以来、恥ずかしくてこのテーマについて学生達に話しをすることが出来なくなってしまったのが、残念至極です。
いま、『絶望の裁判所』という本を読んでいます。
孫崎先生の本に次いで面白いです。
第四章の終りに、法科大学院の今のごく普通の学生たちの一般的な認識が書かれていて、本当に興味深いです。
さすがに進んでいると思いました。
ただ今回の総連ビルのケースは下級審のほうが異例の政治的な動きをしたという
コメントをきいたことがある。
民事裁判など興味をもったこともしたこともないので実際のところは分からない。
詳しい方、どうですか。
元々、三権分立は平和な時にしか成立しないと私は考えています。今日、いただいたブログの文脈から判断して、日本は準非常事態にあると認識しました。こうなるとインテリゲンチャは力になりえない。
この準非常事態は日本の政治だけの意思が造り上げたものでなく米国政治の裏面にいる好戦派の思惑も絡んだものだと私は見ています。この米国政治の裏面にいる好戦派は長いことウクライナ工作を行って今の状況を作り出し、オバマ政権の表の大戦略にまで昇格させた。彼らの当面の狙いはウクライナ、ポーランドのベルトにミサイル基地を作りモスクワに圧力をかけることらしいのです。この好戦派が東アジアで同じような考えを持っても可笑しくない。この好戦派と安倍さんはお友達です。
安倍内閣が拉致問題の解決の為に北朝鮮に接近したことに対する日本のインテリゲンチャの評判は良くなかった。しかし、米国から厳しいお叱りを受けたとは思えません。今の米ロ関係みたいに日中関係は北朝鮮をめぐって極度の緊張が走ることは明白です。尖閣領土固有論とはけた違いの問題です。本当に危ない非常事態に我々はあるのです。