昨日は本当にいろいろなことを話しました。
私が、米国の中東政策について、①米国の軍需産業にいかなる利益をもたらすか、②イスラエルの安全に資するかで決定されると思ってみたらよいというのに対して、「それは米国の国益に反するのでないか」と質問されたので、「残念ながら米国の政策は国全体の利益というより、一部の利益集団の利益で決定される子にになった」と見た方がいいと説明しました。
途中である人が「孫崎さんは東京都知事選挙で不正選挙があったかのように説明されているがそんなことはないでしょう」との問題提起がありました。
これについて、その場で次の説明しました。
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前回の東京都知事選挙では桝添氏が得た得票は東京都23区の選挙区で猪瀬氏の得た得票48%(1-2%の開きは存在)である、②しかし、猪瀬さんの支持票は、桝添、細川、田母神氏の三氏に分かれた、③東京の二三区は各々年齢層、所得水準など
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小出裕章さん、孫崎享先生、お二人とも政治の欺瞞、危険に極めて敏感で、単に敏感だけでなく是正しようと立ち上がられた。偉大な警鐘家(英語のWHISTLEBLOWERにヒントを得て私が勝手に造った言葉)です。尊敬致します。
原発と戦争は大多数の蒙昧な庶民を致命的な境遇に追い込みます。しかも、その庶民が掛ったコストを100%負担するのです。こんなでたらめはない。にもかかわらず、一部の強欲な連中がもっともらしいレトリックで大メデイアを総動員して庶民を騙す。自分らに不都合な主張を展開する人々を弾圧する。
でも、最近、西欧に良識が生まれてきました。日本も変わって来るでしょう。さもなければ、極東で戦争が起こる。原発が爆発する。間違いなくこの列島は人類が住めなくなるのです。
そうですね。多分その推測は正しいでしょうね。でも多分この世界、言葉や約束には何の意味も無く、心の赴くままに進んでいくのでしょうね。信頼という言葉は心から生まれます。裏切られ、傷ついた人間でも、人を信じたいという気持ちは常にあります。振り込め詐欺、利用する側にはまわらないで欲しいとは思う。
小出裕章氏は原子力分野の専門家として、いささかもぶれることなく原発の持つ危険性について警告を発し続けられた反骨の研究者として、広く尊敬を集めてこられました。そのため、京都大学では定年まで助教のまま留め置かれる不遇を経験されましたが、めげることなく時の権力と闘い続けてこられました。まさに研究者の鑑ともいうべき立派な方であると深く尊敬しています。
その姿は、わが国で初めて水俣病を告発するなど、公害の分野で権力と闘い続けたため定年まで東大工学部助手の地位に留め置かれた環境学者宇井純氏の姿と重なるものがあります。
宇井氏はその後、沖縄大学の教授に迎えられ、晩年はUNEPグローバル賞やアジア太平洋環境賞を授与されました。
若干個人的な思い出で恐縮ながら、もう何十年も前の大学助手時代、私の専門の法律学の学会で公害調査の結果について発表したところ、偶々同氏が出席しておられ、大変的を得たご指摘を頂いたことを感慨深く覚えています。
小出氏とはまだお目にかかったことがないのですが、来年2月当地へ赴かれた折、ご講演を伺うことになっており、楽しみにしています。
原発に付いて、無名の一妙好人、榎本栄一氏の詩集がある。1990年初版。はくじゅ社刊・「漢字出ず」。すでに警笛を鳴らしえいた。「糞ずまり」といった題目だった。と記憶。その詩の感想も二頁にわたって記述している。いのちを見つめた生き仏の先見性とは速いもの。四季すら感じない霞ヶ関のビル、この箱物で仕事をしてて、「いのち」に付いて考えられるのか?はたして、疑問ダ・・・。こんな素朴な疑問を24年前に、たった二畳そこらの化粧品店の主人が詩にする。いつしか、この世とあの世が縦・横の布を織るように・・・と表現す。美しい詩が多い中、急所を射止めています。無辺光・・。「いのち萌えいずるままに」。