日本のメディアは中国経済の問題点を中心に報道している。

だから多くの人には認識がない。しかし、中国経済は米国経済を追い抜く状況になっている。

ノーベル賞受賞者スティグリッツ氏購買力経過ベースで中国は米国を抜くという前提で、どう中国に対応すべきかを論じている。はたして日本で、このような論議がなされているであろうか。

VANITY FAIR2015年1月号は、ノーベル賞受賞者スティグリッツ氏の「中国の世紀(The Chinese Century)」と題する論文を発表した。

主要点次の通り。

・2014年は米国が世界最大の経済国である最後の年となろう。2015年には中国が最大となり、長期にその座を占める。

中国は世界経済最大国の座を米国から奪った。

・各国の経済力の比較は難しい。

購買力平価ベースがしばしば使われる。

2014年初め、世銀の国際比較プログラム(Inter