イスラム教では偶像崇拝を禁ずる。神は描かない。その流れから生きた動物も基本的に描かない。その中、マホメッドを笑いの対象にするのは許されることではない。
当然イスラム社会から激しい反応が出る。 16日VOICE OF AMERICAは「Charlie Hebdo Protests Hit Mideast, Asia, Africa」の標題で次を報じている。・仏大統領は表現の自由に言及しシャルリー・エブド社反対の他国の抗議者は仏の表現の自由を守る姿勢を理解していないと述べた。」
仏大統領発言はシャルリー・エブド社がモハメッドを侮辱的に描いた後、世界各地で生じた抗議デモの一日後になされた。
ニジェールでは仏文化センターに火がつけられ、キリスト教徒の店に火炎瓶がなげられ、4名が死亡した。
更に3名が警察署襲撃の中で射撃で殺害され、45名が負傷と内務大臣が発表した。
攻撃に参加した者の多くは若者で
孫崎享のつぶやき
仏におけるイスラム教宗教侮辱の漫画は、当然イスラム社会の反発を生む.デモ各地で発生
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コメント
コメントを書く風刺とは、権力者の言動や、社会の不合理などを批判するものだが、批判された当事者も苦笑いするようなユーモアがなくてはならない。だが、この件では「強者が弱者を批判」したのであり、ユーモアどころか相手の存在価値を根底から否定してしまった。しかもデモ行進の先頭にいたのはオランドやメルケルら、先進国の首脳である。巨大権力が束になって、日頃から虐げられている民をいじめているだけではないか。こんなことが続く限り、世界から紛争はなくならず、我々は安心して生活することが出来ないのだ。
孫崎先生がおっしゃる通り「神を冒涜すること」は言論の自由とは言えないですよ。西側の首脳が言論の自由を叫ぶ顔には知性のカケラモないですね。その中に安倍さんの顔もあります。安倍さんは日本に言論の自由があると思っているのでしょうね。彼の今までの言動から分かるような気がします。そういう人々が集まって世界を指導しようと言うんだから笑止千万。
チャーリ・ヘブド事件と9.11は私の目には同じです。前者でフランスが反アラブ全体主義国家となった。後者の事件は勿論米国を強大な反アラブ全体主義国家にしました。最近米国と英国とイスラエルはフランスが親ロシアに傾きつつあったのでいらついてましたよね。この事件で一気にそのいらつきは解消したことでしょう。更にフランスは飛躍しイスラム国を敵に指定したわけです。米国、英国、イスラエル、加えてサウジはフランスがイスラム国をやっつけると言うわけですから大喜びではないでしょうか。そう見ると、米国と英国とイスラエルとサウジと仏情報機関にコンスピラシがあったと考えたほうが分かり易い。無数の状況証拠からもそんなストーリが出来てしまう。第一、犯行はプロの手口で行われた。これは明らか。そのプロが使用した自動車にパスポートをわざわざ置いて行った。何故だ?これだけとっても、西側メデイアの報道は信じられない。やはりコンスピラシがあると考えたほうが分かり易い。
生老病死、人生の様々な時、場所で、悩みは尽きない。貧困も例外ではない。このような悩みの中で、庶民がすがるものと言えば、宗教でしょう。どのような宗教であれ、救いを度外した宗教はない。言論の自由は保障されるべきであるが、他の宗教をからかうような風刺漫画などがは許されるわけがない。若し許せば、宗教間の対立を惹起することになる。
うまく言えないが、しょうがないことと、絶望しないことは別物だ。陰謀論のアルバイトのようなことはやめることができるし、日々少しでも良くなろうと思うことは何人でもできる。アラーの神が冒涜されたからテロをおこすというのは、頭がいかれた人間だし、そういう人間を西側はうまく使っているということは言えるかもしれない。使っているつもりでもやはり使われているのだ。そういう袋小路から抜け出す機会は、その意志を持ち続ければ必ず来る。それができなかればやはり意味は無い。