A事実関係
「中国の習近平国家主席と台湾の馬英九総統が今月7日にシンガポールで会談を行うと、台湾の総統府に続いて中国政府も発表。中台の首脳会談は、1949年の中台分断後、初めて。
総統府は「共同声明の発表はない」と強調。
中国と台湾は、1949年に蒋介石率いる国民党政権が共産党との内戦に敗れて台湾に逃れて以来、互いの主権を認めておらず、首脳どうしの会談は分断後、初めて。
2008年に就任した馬総統は、経済を中心に中国との融和路線を進め、去年2月には初の閣僚級会談を実現。
台湾では来年1月には総統選挙が予定されていますが、与党・国民党の候補が、独立志向が強いとされる最大野党・民進党の候補に大きくリードされていると伝えられ、8年ぶりの政権交代の可能性。
今回の会談は、台湾の馬英九総統が総統選挙を前に中国との関係強化の成果をアピールする一方、中国の習近平政権も中国とのつながりを重視する国民党
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中国、台湾の首脳会談のほか、中国の存在感を示す出来事が、顕著になってきた。
①親中,親韓の二階氏の存在感が増している。経済団体の訪中、中国首相と面会、面談
②アセアン拡大国防相会議共同宣言見送り
③BS日テレで、野田聖子氏が、南シナ海は日本に直接関係ないと発言している。
EUだけでなく、アジア諸国が、米国一国から、脱皮しているのが顕著になっている。マスコミなども中国批判から、友好的な内容に変わっていかざるを得ないのではないか。安倍首相の思惑と、全く違った状況になっている。流れが大きく変わり始めたと思わざるを得ません。
孫崎先生ご指摘の「中国包囲網を形成しようとする米国の一部と日本の一部の目論見が機能しなくなって来た」ことは全くその通りです。中国と台湾がお互いに立場を尊重し平和第一、経済第一、生活第一を追い求めて行けば、その延長線上に明るく健全な自由と平等と博愛が待っているのです。平和を乱し戦争することに意義を感じて居る米国の一部と日本の一部は、極近い将来、瘡蓋(カサブタ)が取れるように衰微し消えて行くのは必定。米国の一部と日本の一部の考えは権力志向或いは所有欲を満たすための盲動以外の何物でもありませんから。
中国包囲網はもはや機能しない、とありますが、そんなものは
初めから安倍やその熱烈な支持者の頭の中のモーソーとしてで
しかありません。
安倍がアセアンやオーストラリアに持ちかけても、そんなものは
鼻であしらわれるだけです。
日本の右翼保守派の大好きな文句、議会制民主主義などの価値観
を同じくする国々で...、
どこの国も最大の価値観は、自国が得をする、決して損はしない
ということであって、他国の、まったく価値観を共有しない右翼
政権などと一緒に泥沼に沈むことは問題外です。
だれがやたら中国にケンカを売りたがるバカと一緒に沈みたがりますか。
そんなのはちょっとオツムの足りないフィリピンだけです。
さて、台湾ですが、かりに民進党が勝っても独立の「ど」の字ももちださ
ないでしょう。
民進党首脳が正気なら。
その段階はとっくに過ぎ去っているのです。
台湾が承認国こそ少ないものの国際社会の中で貿易など自由にできるのは
たぶんに北京政権の温情です。
米国がキューバにやっていたような強権的制裁をやれば台湾は破滅です。
温情というのはすこし言葉をまちがえたかもしれません。
損得を考えた政治決断というべきかもしれません。
大事なことは台湾の生殺与奪権はもうすでに北京の手にある
ということです。