かつて、日本政治においては首相の発言には厳しいチェックがなされた。
それは当然のことであろう。政治の最高責任を担う者には責任がある。
しかし、安倍首相になって発言はあまりにもいい加減で嘘と詭弁に満ちている。それも原発や、集団的自衛権と言う重要な政策に関する発言である。
代表的なのは福島原発に関する発言である。ブエノスアイレスで開催された9月7日のIOC(国際オリンピック委員会)で委員の質問に対し
「結論から言うと、まったく問題ない。(ニュースの)ヘッドラインではなく事実をみてほしい。汚染水による影響は福島第一原発の港湾内の0・3平方キロメートル範囲内で完全にブロックされている。
福島の近海で、私たちはモニタリングを行っている。その結果、数値は最大でも世界保健機関(WHO)の飲料水の水質ガイドラインの500分の1だ。これが事実だ。そして、我が国の食品や水の安全基準は、世界で最
コメント
コメントを書く安倍首相の言動、品格が、日本人の言動、品格につながるのが怖い。
子供たちが、安倍首相の言動、品格をまねて言動するとき、親、先生は、どのように対応するのか。一国の首相、権力者の言動であるから、正しい言動であり、教科書に正しい言動として、回答させるようになったら、どういうことになるのか。安倍首相個人の問題としてでなく、子供たちに対する影響を考えるべきでしょう。安倍首相の言動が国際的にも、正しいと、与野党の政治家、マスコミ、評論家などは考えているのであろうか。リテラを通じての孫崎さんのこのブログを真面目に見て考えるべきでしょう。憲法などは、米国をバックにした権力者は意に介さず、米国が憲法と考えているのでしょう。それにしても、米国におびえる与党はともかくとして、野党のだらしなさにはあきれてくる。元気を出せと言いたい。
リテラの安倍総括は見事です。
残念なことは、こういう人物を米国の支配層(別名:エスタブリッシュメント)が好むことです。米国と日本(いやこの世界と言っていい)を覆う国際政治の場はエスタブリッシュメントが選択する結果で織りなされる劇だと私は信じて居ます。
この場がゆるぎないものとすれば、安倍氏は久々のウイ奴ということになります。この場では自由と民主主義は形だけで実際はエスタブリッシュメントの恐怖独裁です。因みに日本の大手メデイアは終戦直後からこのエスタブリッシュメントの手先です。
続く
>>2
米大統領候補ナンバーワンのトランプは「西側のロシア人蔑視とプーチンを悪魔視することはエスタブリッシュメントが創作した嘘から出てきたものだ。俺はプーチンと話しする」と発言した。プーシンは勿論トランプの発言を称賛した。トランプは折り返しプーチンを称賛して礼を言った。世界の良識は世界戦争が避けられるとそういうトランプを歓迎している。
だが、米の辛口リベラルの評論家ポール・ロバーツ氏は12月21日付で「トランプの一評価」と題するエッセイの最後を次のように括っています。
「トランプは反エスタブリッシュメントのスタフを抱えなければ反エスタブリッシュメントの大統領にはなり得ない。残念だが、トランプはどういう人物が反エスタブリシュメントであるかを知らない。トランプが知っているのは取引を行う方法だけだ。エスタブリシュメントはトランプ大統領の線でトランプと取引を始めた。トランプが大統領に就いたら一分後にエスタブリシュメントの虜になるのだ。
続く
>>3
続き
フランスのマリーヌ・ルペンは国民戦線を引き連れて政治改革を断行出来る。英国のナイジェル・ファラージは英国独立党、或いはジェレミ・コルビンは労働党をバックにして政治改革に取り組むことが出来る。しかし、米国では選挙して政治改革出来るということは全くあり得ない。米国で改革があるとせば、国の自壊か血が大量流れる革命でしかない。つまり、米国のエスタブリッシュメントは改革を受け付けない。
今後の世界情勢で最も可能性あることは米国のエスタブリッシュメントがルペン、ファラージ、コルビンを改革に着手する前に暗殺することだ。
以上は単なる寓話ではない。実話だ。このような血なまぐさいエスタブリッシュメントに対してロシアと中国がどう立ち向かうかが今後最も注目すべきことである」