従軍慰安婦問題は急展開した。29日朝日新聞は、「慰安婦問題日刊合意」、「政府の責任認定、首相おわび」「韓国が財団 日本から10億円」との見出しで報じている。
記事には「岸田文雄外相と韓国の尹炳世外相は28日、ソウル市内の韓国外交省で約1時間20分会談した。終了後、両氏は共同記者発表を開催。岸田氏は、慰安婦問題について「当時の軍の関与の下に、多数の女性の名誉と尊厳を深く傷つけた問題」とし、“「日本政府は責任を痛感している”と語った。さらに、安倍首相が元慰安婦に対して“「心からおわびと反省の気持ちを表明する”と述べた。
安倍政権は、中国、韓国と対峙することで国内世論を煽ってきた。
その中で、「ネトウヨ」等を利用してきた。
この人達の怒りは極めて大きい。
代表的なものは桜チャネルである。
【反日韓国】日韓合意絶対反対、明日、官邸前緊急抗議活動へ起て![桜H27/12/28
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孫崎先生がおっしゃるように日韓を対中国強行姿勢に利用しようとする米国の陰謀を強く感じます。しかし、韓国は21世紀に入ってから国際政治で多くを学んだように私には思えます。これからも、韓国は中国との友好関係を積極的に進めこそすれ、間違っても日本みたいに訳の分からない中国敵視政策は取らないと私は観測しています。つまり、アーミテジ(安倍氏から勲章貰った。東京空襲の爆撃隊長ルメイにも佐藤栄作氏は勲章を与えた)みたいな狂気の戦争好きの言いなりには韓国はならないということです。その理由は
1.半島統一のカギは中国との友好関係を強化することにあり、そこからしか統一は実現しない。
2.米国資本に完全に支配された韓国は毒消しの意味で中国との経済関係強化を図ることが肝要。更に米国市場は中国市場に比して魅力に乏しくなって久しい。
今後、米国は韓国権力に向けて得意の恫喝、工作、干渉を繰り出すだろうが、東アジアの平和の為に撥ね付けてもらいたい。願わくば、米国にころりとひねりつぶされた日本みたいにゆめゆめならないでほしい。
米国の圧力があったにせよ、歴史に残る安倍首相の功績だろう。
今回の慰安婦問題の解決にしろ、インドにおける新幹線受注にしろ、
評価は客観的に行われる必要があり、是々非々であるべきだ。
「リベラル派の完敗」と言える。
発想が原理主義的で、自民党憎し、保守憎し、大企業憎し、戦争反対。
「憲法守れ」とデモを行い、馬鹿騒ぎした結果、何の実績も残せない。
原発デモにしろ、安保法案デモにしろ、対案や解決策もろくに示さず、
理論と説得を欠いたまま、その場の空気だけで押し通そうとした結果、
お祭り騒ぎに世論が一気に醒めたのである。
当然だろう。
彼らは、少しでも保守的な意見を言えば、頭ごなしに当人を拒絶する。
右も左も団結しなければいけない時期であるのに、柔軟に協力しよう
とする姿勢がまるでみられない。
このような連合赤軍の延長上の姿勢では、到底受け入れられないし、
何も成しえないだろうと私は以前より疑問に思っていた。
自民党内にも、二階俊博氏のような、アジア諸国とパイプのある有力者
がいるのだから、そういった保守系の良識派や問題意識を持った人達に
協力を求めて働きかけて行く戦略を採るべきだったのである。
だから私は、散々「一方に偏りすぎるな」と警告していた。
イスラム国問題など国際問題では、互いの理解が大事だと主張するのに、
なぜか保守とリベラルの思想的政治問題にはそれを活かせない。
柔軟な振りをしているが、頭が固すぎるのである。
以下のような絶望的な状況で何をすべきか。
1.安倍政権には、すでに独裁体制を磐石に固められている。
2.野党が結集できる見込みが無く、次の衆院選でも自民党が大勝する
であろうとの予測がある。
3.デモなどは実質的に効果が無いことが証明された。
取るべき手段は、「安倍政権の存続を一時的に認め」、より最善な政策を
行ってもらうことを、理解のある関係者(大企業幹部や保守系議員)を
通じて訴えていくことだろう。
その為には、原理主義的感情論に囚われて、大企業憎し、保守派憎しと
毛嫌いし、鼻から拒絶していてはいけないのである。
<産経:亀井静香元金融担当相が言いたい放題>
http://www.sankei.com/politics/news/151221/plt1512210016-n1.html
「国民連合政府は、できっこないと思いますよ。ただこの構想を
唱えていれば、他の野党と連携できなくとも、浮動票や一部の保守票
まで共産党に流れる。損はありません」
亀井さんは、志位さんにこんなアドバイスもした。
「共産党はいくら頑張っても限度がある。『共産党のニオイ』が
臭すぎるのですよ。特に地方ではその傾向が顕著です。何でも反対で。
日本が大切にしてきた生活や文化・伝統のうち、いいものはきっちりと
守り、さらに発展させるという姿勢を示せば、
そのニオイは薄らぐと伝えました」
>>3
「リベラル派の完敗」って大げさに、そうですかね?むしろ今回の日韓合意声明と真逆の思想を喧伝してきた安倍首相が記者会見でぶるぶる震えながら声明を読み上げるまでに追い込んだのは、勿論直接的にはアメリカですが、今まで粘り強く強権体質を批判してきた「リベラル派の完勝」とまでは言えないが、影響大だと思うのですが。
それにしてもリベラル派がどうのこうのよりも今回の件は、ここまで粘り強く解決を迫った韓国の朴槿恵大統領の姿勢に敬服すべきです、おかげでこれまで弱腰だった台湾も慰安婦問題で「韓国と同対応」を要求してますし、日本の援助に遠慮して言いたいことも言えないフィリピン等を覚醒させるかも知れません。ま、安倍政権もアメリカに歓迎されて得意がるのは勘違いもいいところで、米は「日韓両首脳の決断と指導力をたたえた」って言うが、実際は朴槿恵大統領の粘りに安倍首相が米国の圧力を前に一方的に前言を翻していやいや従い、屈しただけじゃないですか。
それと許せないのは「子孫に謝罪させない」等と言う卑怯なレトリック。謝罪が求められる主体は先の大戦の責任者だし、法人としての日本政府であって国民ではない。自分達の不作為による政府の責任を一般国民に肩代わりさせ、今回の合意により未来の国民を謝罪の宿命から救ってやったなどと言う傲慢こそが問題、と思いません。だから「リベラルの完敗」なとは言えないんじゃないですか。
>>6
>「リベラル派の完敗」って大げさに、そうですかね?
大げさに言っているに決まっている。
彼らは、怒らせたり感化させたりでもしないと、
発想を変えようともしない。
大半は貴方の様に反発するだろうが、一部の理解的な方に、
部分的にでも共感していただければそれで良い。
確かなことは、これを機会に、自民党、安倍政権に政策転換を
促すための突破口になるかもしれないということ。
現実問題として、戦略転換も検討しないと、厳しいのではないか。
>>7
>確かなことは、これを機会に、自民党、安倍政権に政策転換を促すための突破口になるかもしれないということ。
まあ、その様になってくれれば良いですがね。自民党内部ではかなり強硬な反対意見が出てる様ですし、安倍政権を逆戻りさせない為にもリベラル派が頑張らなければいけませんね。
イカかタコかと問われれば、タコ派と応えざるを得ない。かなり核心を突いているのではないか?誰かがいうメインストリームにとって腰砕けのリベラルなど怖くもない。逆に資金援助してやりたいくらいだ。適当に反対運動をしてくれて、本当に民衆を導く力はない。メインストリームにとって怖いのは力を持ったリベラルだけだ。小鳩体制をあれほどまでの汚い手を使ってつぶしたのは、それが恐れるに値したからだ。そういう意味では鳩山さんも胸を張っていい。福田も本当はがんばったのかもしれない。
誰かがいうメインストリームに抗して民衆を導けるリベラル。人々が争い合うその性質までも凌駕して一つにまとまれればそれはメインストリームが最も恐れるものだ。今その小さな実験が行われているのかもしれない。別に上から目線でものをいっているのではない。歴史の大きな転換点なのかもしれないと言うくらいの思い心のどこかに隠しを持ってことに望んでもいいのではないか?
>>9
イカかタコかと問われれば、俺はイカだと答えざるを得ない。タコは吸いつくと始末に悪い。
>>1
「民意の抵抗、違憲で米国に抵抗すればよいのに、憲法改正して自前の軍隊を強化したい下心があるから、日本を米国に売り渡すような「戦争法案」を成立させてしまった」と言うご意見はポイントを突いていますし、全く同意します。
今回の合意は基本的に歓迎しますが、「子や孫の代に引き継がせない」ということは、真摯な償いと謝罪の結果としてそうなるのであり、始めから条件として掲げるものではありません。安倍総理の考えには違和感があります。
また、今回の日本側の共同発表を読むと、当たり前のことが書いてあるに過ぎないと思う人が多いと思います。それが、なぜこれほどまでこじれて来たのか、その原因は安倍総理の就任以来の発言と歴史認識にあることは明白です。
彼はこのことについて、今回の合意とは別に、国内だけでなく全世界に向けて説明と謝罪をする責任があります。
また慰安婦像について、何か合意の取引条件のように語られているようですが、金を払ったからいつ撤去するのかと迫る、まるで下品な地上げ屋のような様相を呈しています。むしろ、「少女像は日本が犯した罪を忘れず後世への戒めとするため、このまま日本大使館前に設置しておいて下さい」と日本政府が表明すれば、お詫びと反省の裏付けになり、全世界から賞賛されるでしょう。彼の願う「子や孫の代に引き継がせない」ことが確実に実現するでしょう。大人まで、あと一段ですが、かなりきつい階段かな。ドイツのブラント元首相や、ワイツゼッカー元大統領は、もっとすごいことをしましたが。
「名を正す」さん、孫崎さんの著作をしっかり読んで、的確な反応をしていられる。場を清めてくれてありがたいね。